催眠権を購入し初挑戦-1
学校帰り、
催眠権を買ってしまったが、本当だろうか？
私の後ろをついてくる西野を見ると、このまま本当に自宅に来てくるような気がした。
電車に乗り最寄り駅で降りる。
１車両離れた西野も迷いなく降りてきたが、私からは少し離れていて、
住んでるアパートにつくころは遠くに離れていた。
やっぱりからかわれていたのか、最近の子はあんな事までするものなのか
ポケットに入っているメモを取り出すと何も書かれていないが、絶対に捨ててはいけない物だとわかる。
メモをポケットに戻し、代わりに鍵を出す。
自分の部屋のドアを開けて玄関に佇んで、
あの距離ならうしろにいても良い頃なのだがと思い、鍵はかけずにドアを締めた。
そしてワンルームの部屋に入ってから膝を落とし、
「だまされた……」と嘆いた。
お金だけ取られた……？ っと思ったら、あれ、お金おろしていないので、取られていないはず
部屋から窓の外を見ると、西野は背中を見せて遠ざかっていった。
「なんだったんだ」と思いつつも
騙されたにしては西野に触れたし、チンコも握ってもらった。
これは今晩のおかずにうってつけだ。
そう思うと気が晴れる。
そもそもあれだけの美女を好きにできるほど世の中甘くない。
と、今走って行って大人をからかうんじゃないと怒鳴りつけようか悩んでいるとかなり時間が立ってしまったので、いまさら追いつけなくなった。
とにかく、もう来ないならカギを閉めてしまおうか
あきらめて玄関へ行きドアに手をのばしたとき勝手にドアが開いた。
そこに西野がいた。
キタ！ 本当にキタ！
彼女は当たり前のように玄関に入り、
私に白い歯を見せて微笑みなから
「ただいまだよ」と言ってきた。
可愛い、天使だ。
あの西野が私の家にいる、それだけで跳ねるように嬉しい。
何か話さなきゃ
「お、おかえりなさい」
「せんせい……」
「なんだ？」
西野はゆっくり手を上げてスーパーの袋を見せると
「夕飯買ってきたよ」と嬉しそう
このためだったのかー
近くのスーパーに買い物に行っていたのか
ダメだドキドキが止まらん
「お、すまんな、お、お金は後で渡すからな」
「どういたしまして」と西野は靴を脱いで入り、避けた俺の目の前を通り過ぎると、歩きながら器用に靴下を脱いで放り出す。
「あー疲れた、あれ、冷蔵庫こっちだっけ」と冷蔵庫を開け
「あれ、お茶作ってなかったっけ」と変な事を言う
自分家のようにふるまう西野を目で追っていて話しかけれて我に返った
「あ、ごめんお茶買ってこようか」と聞くと冷蔵庫を見ながら「ううん、いらない」と言ってきた。
そして、さも当然の如くスマホをいじりながらＴＶを点け、
ワンルームでＴＶを見られる位置なんて限られているから当然ではあるが、
そこが自分の場所であったかのようにベッドに座った。
すごい！初めて来たのにまるで緊張がないみたいだ。
本当に今日から一緒に住んでくれるのか、西野と生活なんて夢みたいだ
俺は脱ぎ捨てられた靴下と鞄を整理してから、緊張してる事を悟られないように西野の隣へ座ってみた。
まったく驚きもしないでスマホを見てる。
ダメだ何話していいか分からない、
俺はスカートから見える白い足、髪の毛からのいい匂いにクラクラする、
部屋に来たんだから何してもいいんだよな、
すでに催眠がかかってるって言ってたよな、
このまま押し倒したら引かれるだろうか、ヤバい顔すら見えない。
でも目の前の足にかぶりつきたい、スカートめくってマンコの匂いかぎたい
何か話さなきゃ
「に、西野は、泊まるよね」と聞くと
「へ？泊まるって何のこと？同棲してるから出て行かないよ」同棲！一緒に住んでいる設定なのか
「その〜寝るときは、……ベットだよね？」
「ん？ どうしたの？なんか変だよ ベット１つしかないから狭いけど二人で寝るしかないじゃん」
たーーーーーーー！たまらん！チンチンがギンギンに立ってきてさすがに目立つ
同棲してるんだから、やり放題だよな、催眠かかっているから好きなように西野を使っていいんだよな、
今すぐやりたい、西野の全部を俺の物にしたい。
どうしよう、とりあえず呪文をとなえてみようか
変な呪文ではずかしいけど言うしかない
「飛ぶ鳥チャーハン炒め……」と小声ではあるが唱えてみた。
すると、西野はスマホから目を離して俺を見てきた。
これが催眠状態なのか……今から俺の言うことをしてくれるんだよな。
とりあえず手を振り反応ない事確認して、少し近くで顔を見てみたら、
彼女は生気のない目が、実は一文一句聞き逃さないように集中しているのがわかる。
しかし綺麗な顔してる、この西野が、
言った事はなんでも言うことを聞いてくれるなんて夢のようだよ。