お久音の想い-2
「おお、お早世殿は優しいのお」
駕籠かき達を見る意味深な視線に、男は皮肉な笑みを浮かべた。
「ははは、この牝犬は、まだまだ、やり足りぬのでしょう」
餅右衛門が妻の卑猥さを茶化した。
「あい、折角このように、おちんぽが勃っているのに、無駄にしたくありませぬ。では失礼して」
お早世は玄関前に置いてある駕籠に手を着いて足を開いた。
「どちらからぁ?」
できるだけ艶っぽく声をかけた。それに餅右衛門が反応した。
「だから何度も言わすな。こんな往来でいたすやつがあるか」
「それに我が屋敷の前で、目立つのは困るぞ」
男も同意した。
「では、少し玄関内を貸してもらえませぬでしょうか?」
以前の男の屋敷なら、門の脇にそれに適した供待ちの小部屋があったが、今の仮宅にはそれはない。第三者を屋敷に入れるのには抵抗があったが、お早世の頼みを無下にできなかった。
「仕方なし」
男は頷いた。
「ありがとうございまする」
頭を下げたお早世は、思惑通りに事が進んだので、顔を伏せたままニヤリと笑った。
「お早世殿の頼みである。身分違いの者が入るのは咎めぬが、汚すなよ。中には我が奥も居るので、決して玄関内から先には入らぬようにな」
恩着せがましく駕籠かき達に言った男は、釘を差すことも忘れなかった。餅右衛門にはお久音を抱かせたが、身分違いの者にそれを許すつもりはなかった。
「むふふ、玄関から先には入りませぬからご安心を」
お早世は含み笑いで答えた。
「うむ。では先に行って参るぞ」
「あい、後ほど」
男達を見送ったお早世が、駕籠かき達を玄関に招き入れた。
丁度、お久音も玄関に出てきたところだった。もちろん、全裸のままだ。
「きゃああああ」
驚いたお久音は、身体を丸めてその場にうずくまった。下賤の者に裸体を見せるわけにはいかなかった。
「出てって出てって!いやあああ」
そのお久音の悲鳴が、次のお早世の一言で止まった。
「出て行けばいいのね。さ、行きましょ」
「えっ…」
お久音が顔を上げると、お早世が駕籠かき達を促して、出て行くところだった。
「いやいや…行かないで…」
お久音の呼びかけを背中で聞いたお早世は、妖しく微笑んだ。
「あら、どうしたらいいの?」
「い、行かないでください…」
くるりと向き直ったお早世に、お久音は懇願した。
「じゃあ、行かないでけど、それがどういう意味かわかってるの?」
「えっ…」
泳いだお久音の視線が、後ろに控える駕籠かき達の捉えてその股間に焦点を合わせた。既にふんどしを外して解放された肉棒が、隆々といきり勃っていた。
「まさか…」
その意味を理解して愕然となった。
「うふふ、そういう事。で、どうする」
「そ、そんな…」
「いいのよ。無理強いはしないから。嫌な思いをさせてごめんなさい。また、何処かであいましょうね」
お早世は軽く手を振った。
「いやあああ」
それが決別の言葉だと理解したお久音は気が動転した。もう、お早世の居ない生活には堪えられない。女体が勝手に動き、駕籠かき達に向けて、四つん這いの尻を突き上げていた。
お久音の濡れた割れ目が、お早世が用意した行灯で妖しく照らされた。
「おおっ!」
駕籠かき達の喜びの声を聞いて、我に返ったお久音は羞恥で女体を震わせた。
「し、しかし、この方はさっきの頭巾を被ったお武家様の奥方様ではないのか…」
「い、いいのかな。後でばれたらバッサリじゃないだろうな」
餅右衛門とは雰囲気の違う男に、駕籠かき達は怯えを抱いていたが、かと言ってソコから目は離せなかった。
男達の戸惑いをよそに、お早世は満足していた。
「うふふ、よくできました。あたしと一緒に居たければ、誰にでもおまんこを開く事」
さっきと同じように、お久音の横に尻を並べてお早世が言った。
「あい。で、でも、最後はお早世お姉様が舐めてくださいませ」
いくら汚れても、それだけで女体が清めらると思う程、お久音はお早世に傾倒していた。
「いいわ。たっぷり出して貰いなさい。その分、いっぱい舐めてあげるから」
「ああ、嬉や…」
今度は喜びで女体を震わせた。そして、たっぷり出して貰うために必要な事をした。
「そなたらのおちんぽを、このおまんこに淹れなされ。ほれ、遠慮のう」
お久音は割れ目を擦りながら誘惑した。
「そうそう、おちんぽに身分はありませぬからね」
あ早世も同じように割れ目を擦りながら誘った。
二つ並んだ淫部を前に、散々我慢した駕籠かき達の迷いは雲散した。
「うおおおっ!」
駕籠かき達は、それぞれのソレを握ると、それぞれの前のソレにソレを深く挿入した。
ずにゅうううう!
「いやああああああん、あああああん」
亀掻きとなった駕籠かき達に掻かれた女達は、女体を反らせて快感享受した。