忍び寄る影御一向様 ご休憩-2
行灯の灯りが揺らぐ部屋。
「はぁ、はぁ、はぁ、お早世お姉様…」
全裸の女が手鏡を前に足を開き、そこに映る割れ目の中身を弄っていた。
「お早世様…もっとくねってください…ああん」
手鏡に映る濡れた部位を見ながら擦り、昨夜、女同士で合わせあった割れ目の感触を思い返していたのだ。
すると突然、部屋の襖が勢いよく開かれた。
「お久音(くね)、帰ったぞ」
「きゃっ!こ、今夜は遅くなるはずでは…」
慌てて股間を隠すお久音を見下ろして、寝室の襖を開けた男の目尻が下がった。
「ほお、自身で慰めておったか」
「あな恥ずかしや…」
お早世に仕込まれたとは言え、発展途上のお久音は、自慰行為見られて羞恥を覚えた。
「し、失礼します」
お久音は慌てて寝着を羽織ろうと手を伸ばした。
「羽織らずともよい、直ぐに脱ぐのだからの」
「では、お情けをいただけるのですか」
今夜は遅くなると聞いていたお久音は、女体をくねらせて喜んだ。お早世に調教された女体は我慢が効かなくなっていたのだ。更に、ここまで届いたお敏の絶頂波がそれに拍車をかけていた。
「わしはお早世といたすから、そなたは棚唐殿を相手をするのじゃ」
「えっ?棚唐様?どういう…」
言葉の途中で、その棚唐餅右衛門が入ってきた。
「きゃあああ」
女体を隠そうとしたお久音が、餅右衛門に背を向けて、前屈みに体を丸めた。
「これはこれは、よい尻でございますな」
餅右衛門が顔を下げて、お久音の尻を横から覗き込んだ。その餅右衛門の鼻息が、お久音の濡れた肛門に冷感を与えた。
「いやあ」
驚いたお久音が、手で尻を隠した。
「棚唐殿、その尻でよければ好きに使っても構わぬ。ささ、お早世殿、お久音の横に手を突いて尻を上げるのじゃ」
「えっ!お早世お姉様がいらっしゃるのですか?」
後ろを振り返り、その姿を見たお久音の顔が、ぱぁっと明るくなった。
「うふふ、お久音様、失礼しますよ」
「ああぁ、お早世お姉様…」
喜ぶお久音の横に手を着き、お早世は尻を突き上げた。
お早世の登場に上気したお久音の尻を、餅右衛門が掴んで持ち上げようとした。
「いやああああ!」
お久音は身を捩って抵抗したが、そのお久音の手をお早世が掴んだ。
「お久音様、それが終われば、おまんこ舐めてあげるから、大人しくして」
その言葉に、抵抗していたお久音がピタリと止まった。
「真(まこと)ですか?」
女体の急所を知る女同士の行為に溺れたお久音は、お早世の手を強く握り返した。
「大人しくあたしの夫とやったらね。でないと、もう舐めてあげないから」
冷たく言ったお早世は、お久音の手を離そうとした。
「ああぁ、わ、わかりました。だから、手を離さないでください」
しかし、お早世からは明確な返事はなく喘ぎ声が返ってきた。
「あううん、あああん」
お久音は、自分の夫に犯され喘ぐお早世の手を、すがり付くように握り締めると、四つん這いの尻を突き上げた。