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ドッペルゲンガーの恋人/過去からの彼女(官能オカルト連作短編)
【幼馴染 官能小説】

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昼寝と必然-6

6
 パスン、パスン、パチュンっ。
 熟しながらも締まりのある尻肉と若い勇み腰のぶつかるピストン太鼓は、カーテンに隠された薄暗い部屋でなお続いていた。汗や精液だけでなく、発酵乳の液体チーズのように濃厚で、独特に甘酸っぱい女の発情臭はまぎれもなくサエが原因なのだろう。

「あふっ、ふっ、は、激しいよっ」

 ベッドに伏せながら背後から挑み貫かれるサエは恥悦の苦悩に喘ぐ。

「ふふっ、オッパイ大好きなのね、ひっ、あんっ」

 両腕で捕まえられて、片手は豊かな乳果を指からはみ出すほどに揉み締めて愛撫してくる。掬ったミルククリームが掌から零れるように、変幻自在に形が変わるサエの練乳を捏ねくり、男の身体にはない手触りを楽しんでいるのだろう。
 そうこうしながらも捻りのあるピストンストロークは続いていて、サエの下半身に脈打つ杭のように食い込んで苛んでくる。生きた剛直そのもので、突き込まれる蹂躙愛撫は牝蜜をかき混ぜながら、淑女の秘粘膜を貫入摩擦で発火させんばかりだった。

「うわっ硬い。玲君が、膣中で暴れてる、ひゃんっ!」

 不意打ちで首筋にキスされ、「サエさん大好き」と耳元で囁かれてしまう。サエは自分でも、それだけで身体が生理反射して膣が勝手に痙攣しながら締まるのがわかった。

「さっき中がキュッて動いたよ、チンチンでわかる」

 玲は感動したような喜色で、また耳元や首筋にチュッチュッとキスしてくる。
 その度にサエは顔が熱くなって電気が流れるみたいだった。

「あっ、あっ、うー、アンタって悪魔だわ、拷問されてるみたいよ?」

「うーん? だったら、止める? サエさんの膣中って、熱くって柔らかくって、溶けるくらいスゴク気持ちいいんだけど。サエさんは俺のチンチン、嫌なの?」

 そんな賞賛混じりを口にする玲はきっとからかって楽しんでいるのだろう。
 逞しく太った侵入物が奥を突き、蕩けそうな胎内で跳ねながらビクンと動く。まるで子宮をノックするかのようだ。

「生意気なこと言って! わかってるくせに」

 どう答えたところで止めるとは思えないし、サエだって今更に中途半端で火照った身体を投げ出されても困るのだ。どうせ腰周りを廻した腕で支え拘束されて逃れる術もない上に、その逞しくなった指が鷹の爪のように淫豆を突っついてくる。

(柔らかいし熱いし、女の人の身体ってなんでこんなに気持ちいいんだろう?)

 玲は子供のようにすっかり熱中してしまっていて、全てを忘れ去って愛撫とピストンの行為に没頭している。しかも自分だけでなく、大好きなサエさんがちゃんと悦んでいることが一番嬉しい。
 女悦に感じ咽びながらも、サエは相手が玲であることに母性愛までが疼く。

「壊れるくらい、好きなだけして。でも優しく、ね、玲君」

「良かった」

 とはいえサエとて、玲からこうまで貪欲に求められて悪い気はしなかった。
 パスンっぱすんッの肉音がまた始まって高鳴っていく。
 打ち込むたびに揺れるヒップラインの迫力と魅惑も、玲には魔力的な誘惑だった。日焼けせず心持ち白い尻果の間にズプズプ突き刺さっているペニスは、まぎれもなく彼自身のものなのだ。

「出たり入ったりしてる」

 当たり前のことを呟く玲の声は夢中になった語調で、つられたサエは危うく「アンタのチンチンが膣中でピクピクしてる」などと応えてしまいそうになった。

(ああっ、バカになりそう! どうしてこんなに感じてしまうの!)

 サエは手で額と前髪を押さえて眉根を寄せた。少し頭がボーッとする。
 迫り追い立てるような強烈な抽送と攪拌は、後背位から適確にGスポットを摩り下ろしてくる。既に二回射精している上にだんだん慣れてきたのか、玲は急速に責めの巧みになりつつあるのか(それともただのビギナーズラックか?)。


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