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フェラチオ探偵・卓也
【ファンタジー 官能小説】

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出会い-1

世界でも有名な都市の、街にそのビルはある。大きなビルが立ち並ぶ都市の中にあってその地域は、人々が日常生活をおくるのに便利な場所だ、駅にスーパーや商店街、学校や公共施設などが揃い、それらの建て物を囲むように住宅地が広がっている。そんな地域の中で駅から歩いて直ぐの、5階建てのビルに今回の主役の一人である男のオフィスがある。

轟セキュリティーサービス。通称TSSと呼ばれる会社は、民間の警備会社である。
元、警察機関で働いていた社長が、立ち上げた荒事にも対応できる、私人警護やストーカー対策など個人を安価で守る警備会社である。

しかし内情は、街の便利屋てきな依頼ばかりで、探偵社と言う方がお似合いの会社である。

轟卓也46歳・TSSの社長で元特殊部隊出身、底なしの体力が自慢のバツイチの女好き。
オヤジのくせに娘の様な若い女性が大好き。

小森健一35歳・卓也の後輩でネットやPCなどの情報系のスキルが高いアニコス好きのオタク、
特殊部隊出身の為、基本体力と格闘に自信あり。

守屋美月27歳・小柄でショートボブな髪型、小学生と呼びたくなる可愛らしい女性、
華道の家元の娘でお嬢様、常識人で顔が広い、グルメな会計係。
趣味はドライブ、A級ライセンス持ち。

森山研斗20歳・某有名大学の学生アルバイト、資格マニアで免許取得が趣味の変わり者、
童貞で女性に対して変なイメージを持っている。中学時代は陸上で中距離の記録保持者。

以上の4名が、TSSのメンバーである。


「ハイお電話ありがとうございます、あなたの守護神TSSです」
「アルバイトの面接に伺いたいのですが?」
「はい?アルバイト・・・?」
「ええ、募集を観て電話しました(笑)」
「少々お待ちください」

「社長?アルバイトの面接だと言う女子から電話なのですがぁ」
「アルバイト?募集は出していないね(笑)」
「そうですよね(笑)断ります」
「待て、待て、・・・今・女子と言ったかぁ」
「ハイ、若い女子校生ぽい声でしたね(笑)」
「そうか(笑)わざわざ連絡して来たんだ、面接だけするか(笑)」
「凄くブスでしたよ(笑)」
「会いもしないで失礼な事を言うなよ美月くん」
「ハイハイ、社長の趣味ですよね若い女性は(笑)」

「お待たせしました。面接をお待ちしています」
「ハイ、20分ほどで来られるのですね(笑)わかりました」
「ハイ、お待ちしています」

電話の主は、20分ほどで来るとの事だった。


依頼もない暇な一日、社長は新聞を見ながら株価の指数をチェックしている。
小森はPCに向かい、ネットサーフイン、美月はグルメ本を眺めていた。

ビルを入り、突き当りのエレベーターに乗り、2階のエレベーターを降り、2つ目のドアが
TSSの入り口だ、エレベーターを使うより、階段で上がった方が早く便利だ。
TSSメンバーにエレベーターを使う者はいない。

「こんにちは(笑)」
「ハイ(笑)」
入口にスタイル良い美少女が立って居た。
紺のブレザーにチェックの短いスカート紺のソクスを履いた、長い黒髪の美少女。
アイドルかと思う程の容姿で事務所に居るだけで、華やかになった。

「お電話頂いた面接の方ですね(笑)」
「ハイ薬師寺麗奈16歳です(笑)」
「こちらにどうぞ・・・」
美月に案内され、応接室に通される麗奈。

社長の若い女好きは理解しているが、麗奈を見る目は少し異常?いや何かを考えている雰囲気だった。

ソファーに腰かけた卓也は、麗奈を見て言った。
「もしかしてぇ〜・・・麗子の娘か?」
「ハイ」
「麗子はどうした?」
「ママは一年前から行方不明で生死も判りません」
「やはり・・・あの変な能力のせいなのか?」
「判りませんが、多分・・・そうだと思います」

3年ほど前に麗子と言う女に、身辺警護の依頼を受けた事があった。
近未来を変化させる能力がある女で、麗子とのセックスで都合の良い方向へ未来を変えられる
能力の持ち主だったそうだ。
ただ、その能力は麗子が満足いくセックスを経験しないと、発揮されない物だった。
麗子と付き合った男達は、皆、出世し成功を収めていった。

卓也は麗子の身辺警護を美人だった麗子とのセックスを引き換えに引き受けたのだ。
麗子の能力など関係なく、卓也はただ、美人の麗子とセックスしたかっただけなのだ。

依頼をこなした卓也は麗子とセックスしたが、想像以上の体力と馬なみのペニスに麗子は、
卓也とのセックスに夢中になり、半年ほど毎日、卓也に麗子は抱かれた。

私に何かあったら、一人娘を頼むと麗子に依頼され、麗子は娘と卓也の幸せを半年のセックスの間中・・・願っていた。


「ママが本当に困ったらTSSへ相談に行きなさいと言っていました(笑)」
「ママが一番信頼している人だと・・・」
「信頼できる男か知らないが、ママから麗奈の面倒を見てくれと依頼を受けている」
「3年前に・・・(笑)」

周りで聞いていたメンバーも女にだらしない社長だが、約束は守る熱い男だ、この少女の
面倒を見るのだろうと思った。

「麗奈も麗子と同じようにセックスをすると能力を発揮するのか?」
「いいえ、私にはそんな能力はありません」
「ママとはセックスしたんだよ(笑)麗奈もして見ないか?」
「ママの元カレと寝るのは抵抗がありますね(笑)」

美月はオヤジが馬鹿な事を質問して、女子高生に軽く流されていると思って聞いていた。

卓也は馬鹿な質問をしているつもりはなかった。
麗子なら、娘に何かしらの能力が遺伝しており、その能力は麗奈をキケンに晒す事になる。
本人にも判らない能力とは・・・面倒だと卓也は思った。





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