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偽装結婚
【義父/義母 官能小説】

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辞令-2

西条から社員20名と秘書2名、典子と三太、重工から社員20名と受付嬢3名と殿崎。
計48名の新会社の会議が会議室で開かれた。

「まず肩慣らしに、両会社の経費の削減を念頭に、調べてくれるかな?」
「資料は簡単に集まるんだから、10日もあれば判断出来るだろ」
「削減箇所や統合まで考えて何が一番良いか、答えを出してくれよ(笑)」
「それとは別にみんなにはどんな業務をこの会社でするべきか、考えてくれるかな」
「利益は抜きにして、将来性や面白い仕事を考えてくれよ、宿題だ(笑)」
「発表は10日後の会議でね(笑)」

あまりにも簡単に、難しい宿題を出されたので、驚いた顔の社員。

「自分が面白いと思わない仕事では、やる気にならないからね(笑)」
「面白いと思う仕事だよ」
「先の事は皆で話し合ってからだから難しく考えないで宿題には取り組んでよ」

「あと・・・移動手段の車輛の準備がまだだから、移動には今月は自家用車を使ってくれる」
「営業車は直ぐに準備するから」
言いたい事を言い終わると、
「今ここにいる社員は今日着けで、うちの社員だからよろしく・・・以上辞令ね」

大企業と言われる、社員だったみんなは、今の言葉が辞令だという事に、少し驚きながら
解散の言葉と同時に、資料集めに電話をかけまくっていた。

「殿崎副社長は今まで利用の車をそのまま、使ってくれる?」
「判りました」
「典子、こちらにいつもの車を手配してよ」
「ハイ三太さま」
「信子、殿崎と典子に副社長室を手配してよ」
「ハイ社長」

見学にきたはずなのに、早くも動きだした事に、みんなが少しテンション高く、高揚していた。

「二葉くんコーヒー頼むよ(笑)」
「ハイ社長」
「社長私も少し、宿題を考えますので、部屋に戻ります(笑)」
「良い案を期待していますよ殿崎副社長」
「ハイご期待に応えられるように努力します(笑)」

殿崎は二葉の案内で部屋に向かった。
「信子も典子も何か出してくれよ(笑)」
「ビジネス経験などないですがぁ」
「あったら便利、こんなものが必要程度で良いんだよ」
「商社何て何でも屋さんなんだから・・・(笑)」
「ハイ考えてみます」

三太はコーヒーを口にしながら、何かを考えていた。
典子は三太が子供の様な顔で、考え事をしているので、何か凄い事を言いだすのではと、
少しドキドキした。
それは不安の様なものではなく、期待感のような感情だった。



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