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姑(しゅうとめ)の青春
【熟女/人妻 官能小説】

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姑(しゅうとめ)の青春-8

8.
 ひと風呂浴びて、街に出た。世界一幅の広い7月9日通りには、世界3大オペラハウスと並び称されるコロン劇場があり、近くの通りの中央には、白いオベリスクが天空高くそそり立つ。ああ〜ブエノスアイレス!
 市内の焼き肉屋は観光客慣れして質が落ちたと聞いて、国内空港の近くのラプラタ河沿いにタクシーを飛ばした。アサードという、ステーキと臓物肉を盛り合わせた皿が、アルゼンチン料理の代表だ。
 風呂を浴びて、疲れを拭い去った静枝の頬が輝いている。
「静枝さん、きれいだよ」
「有難う、良和さん疲れたでしょう?」
「いやあ〜好いことした時は疲れないんだ」
「まあ、どんな好いことしたのかしら?」
「とっても好いこと」
「ありがとね〜まるで夢のようよ」静枝は、良和の手に掌を被せた。
 グラスを取って口に含む。赤ワインの程よい渋みとうま味が、喉を落ちていく。良和と知り合って、静枝の世界は一変した。夢ならば冷めないで欲しい。
 窓の外を流れるラプラタ河は、海のように広大で対岸が見えない。

 壁に面した大きな竈で、シェフ帽を被った大男の調理人が肉を焼いている。肉の大きさ、ボリュームは半端ではない。
 大皿に盛ったアサードが運ばれてきた。良和が、慣れた手つきで切り分けてくれる。
 水で口の中のワインを流して、肉切れを頬張る。肉汁が、頬に溢れる。流石、世界に誇る牛肉だ。ワイルドな見掛けに反して柔らかく、食感は繊細だ。肉汁と一緒に胃袋に流し込む。

 タクシーで市内のミロンガ会場に付いたのが11時過ぎ。これから明け方までがダンスタイムだ。一緒に来た仲間が、すでに席に付いていた。
 DJの流すタンゴに合わせて、ダンスが始まっている。男女が抱き合うように胸を合わせて、女の手は男の首に巻き付ける。良和さんの説明によると、ミロンゲーロ・スタイルと言って、アルゼンチンのミロンガではごく普通の踊り方だという。
 良和さんに抱かれて、フロアに出る。音楽は東京と変わりはない。良和さんの首に腕を回して流れに乗る。乳房が良和さんの胸に嬲られて、好い気持ち。さっき飲んだワインが効いてきた。股間が疼く。
 どれ位たったのか?乳房の疼きで子宮が震える。足元が覚束ない。良和の耳元に囁く。
「また、欲しくなっちゃった」「出ようか?」「うん」


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