元妻の願い-10
「あらら、やっぱりダメか…」
残念がった優花は、優希の愛液で濡れた指をペロリと舐めた。2人のやり取りを見ていた大輔も肩を落としていた。
「大ちゃん、大丈夫よ。そのうち、夏海たちのおまんこが味わえるようになるから」
優花が愛する大輔を慰めたが、その言葉に優希が反応した。
「『そのうち』って、どういうことよ」
「うふふ、あなたはあたしの血を引いてるのよ。時間が経てば我慢できなくなるってこと」
「時間が経っても同じ。今と変わらないっての」
「いいの?あたしだったら…、いいえ、女だったら、こんなにイケメンで床上手な男とできるチャンスは逃さないよ」
「なに言ってるのよ。誰も逃すなんて言ってないでしょ」
「だって、時間が経っても変わらないんでしょ」
「だ・か・ら、お母さんとレズってる暇なんてないっての。早く服着て、行くよ」
「へっ?」
呆ける優花を置いて、優希は洋服ダンスを開いて大輔のシャツを物色し始めた。しかし、それは大輔のためではない。自分の服を取りに行く時間も惜しい優希が、自身が着るためだった。
「ほら、お父さんも急いで!夏海さんたちとおまんこしたいんでしょ。ああん、早くあのオチンチン淹れて欲しいよお」
ノーブラのまま、大輔のワイシャツを手早く羽織った優希が、割れ目を擦りながら身を捩らせた。固くなった乳首が無地のシャツにポッチリと浮かんでいた。もちろん、それが狙いの一番薄手のワイシャツを選んでいた。
「やっぱり優花の娘だ…」
娘の変わり身の早さに、唖然とした大輔がポツリと呟いた。
「そうね…」
呆けた顔を向けあった元夫婦は、お互いの顔を見てニヤリと表情を弛めた。
「お父さん、お母さんの車で行くから、着るのは上だけでいいから」
「優花の車で上だけってどういう意味だ?」
「あたしの車に乗るときは下半身丸出しが条件なの。信号待ちの間にしゃぶって貰えるようにね。もちろん、あたしのおまんこも触ってくれなくちゃダメよ」
優花が大輔の肉棒を、軽く扱きながら、楽しそうに答えた。
「説明はいいから行くよ」
「はいはい」
尻を出したまま部屋を飛び出した娘の指示に、両親は素直に従うことにした。
優希と大輔に新しい世界が広がった日だった。
おしまい。