後編(2021/10/03)-1
「トオルくん・・・、
射精しちゃったわね。」
「・・・はい。
先生が僕のに触ってるのを見ていたら、
なんだか変な感じになって、
そうしたら、急に・・・、
ごめんなさい。」
「トオルくん、いいのよ。
謝ることじゃないわ。
それより・・・、
出るところ、見てた?」
「・・・はい。」
「どこから出てきてた?」
「先の・・・、
おしっこが出てくるところ。」
「そうね。
尿道口よ。
普段はおしっこが出てくるところなんだけど、
さっきみたいに、
勃起している時にエッチな刺激が続くと、
精液が飛び出てくるの。」
「・・・はい。」
「それと・・・、
とても大切なことなんだけど・・・、
射精する時、気持ちよかったでしょ?」
「あ・・・、
それは・・・、はい。
ものすごく気持ちよかったです。」
トオルの頬が赤くなった。
「射精って、とても気持ちがいいのよ。
覚えておいてね。」
「そうなんですね・・・、
分かりました。
あ、先生。
僕のさっきの射精って・・・、
オナニーしたことになるんですか?」
「それは・・・、
違うわ・・・。
トオルくんは興奮して、
そのまま射精しちゃった感じ。
オナニーとは言えないわね。」
「そうなんですか・・・。」
トオルの表情が曇った。
「トオルくん。
心配しないで。
時間はあるんだから、
この後、オナニーで射精する方法を教えるわ。」
「・・・はい、
ありがとうございます。
僕、また射精していいんですか?」
「ええ、もちろんよ。
どうして?」
「それは・・・、
あんなに気持ちいいこと、
何度もしちゃっていいのかな・・・って。」
「そっか、
とても気持ちいいから、心配なのね。」
「・・・はい。」
「なるほどね、うん。
気になるのは分かる気がするわ。
でもね、安心して。
射精は何回しても大丈夫。
体に悪いことは何もないの。
射精はね、元々気持ちいいものなのよ。
人間の体がそういうふうにできてる。
安心して、何度でも射精していいわ。」
梨奈が明るく微笑んだ。
「そうなんですね・・・。
よかった・・・。
僕、なんか安心しました。」
トオルも微笑んだ。
* * *