前編(2021/10/03)-5
「あ、先生。
念の為、お伝えしておきますけど、
性器どうしの結合はダメですよ。」
「結合って・・・?」
「セックスです。
セックスはまだあの子には早いので、
指導しないでくださいね。」
「も、もちろんです。」
梨奈は京子の話しにどぎまぎして、
またもや頬を赤くした。
「ふふっ。
先生って、
やっぱり可愛らしいですわ。
私、先生になら安心して任せられます。」
京子が微笑むのと同時に、
玄関から、
「ただいまー!」というトオルの声が聞こえてきた。
「あ、先生。
トオルが帰って来たみたいですわ。
私はこの後外出しますので、
よろしくお願いいたします。」
京子は深々と頭を下げた。
* * *