美希と健太 -脱衣所の姿見の前で-(2021/09/19)-6
数日後。
美希は脱衣所の扉の隙間から、
健太がオナニーしている姿を覗き見ていた。
そして、頃合いを見計らって、
扉を静かに大きく開けた。
「健太くん。」
「あ!
美希さん!」
健太は慌てふためきながら、股間を手で隠そうとする。
「・・・・何、してるの?」
「いや、あの・・・、
その・・・。」
健太はしどろもどろになった。
「オナニー、よね?」
美希がはっきりと聞いた。
「それは・・・。」
「健太くん、いいのよ。
オナニーしていいの。
大丈夫。
叱ったりしないから安心して。」
「え?
そう・・・なんですか?」
健太が怪訝な顔をする。
「そうよ。
オナニーはOK。
していいんだけど、
ちょっと気になることがあって・・・・。
それで声かけちゃったの。」
「気になること・・・・?」
「うん、そう。
実はね・・・、
この前から、私・・・、
健太くんがここでオナニーしてるのを
見ちゃってたの。」
「ええっ?
そんな・・・。」
健太は明らかに狼狽している。
「黙って見ちゃってて、
ごめんなさい。」
美希が頭を下げた。
「あ、はい、
・・・いえ、そんな・・・。」
「健太くんも中2だもんね。
オナニーするわよね、当然。」
「・・・ま、まあ。」
「私、健太くんもそういう年頃なんだって、
改めて思ったの。
だって、みんなしてるんでしょ?」
美希は健太が話しやすいように話しを振った。
「・・・・あ、はい。
みんな、してると思います。
僕だけじゃないです。」
健太が首を大きく縦に振りながら答えた。
* * *