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美夜は俺のもの
【レイプ 官能小説】

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明る朝-1

「そろそろ起きなよ、美夜」

蓮の声に目を覚ました。

空が明るい。土曜の気持ちのいい朝。

途端に、昨夜のことが甦る。
恐怖と逆らえないことへの屈辱と裏切られた哀しさ。
下半身がだるい。

「触らないで!」

伸ばされた手を振り払う。

「謝らないよ」

その手を軽くつかんで、蓮は言った。

「チャンスがあればまた抱く。今みたいに」

そのまま蓮が覆い被さって来る。
かけていた布団が剥がされた。

まさか。

「触らないで! いや!いや!」

めちゃくちゃに暴れ、蓮のお腹や足を蹴り付ける。
けれど、蓮は巧みに隙をついて脚の間に割り込み、私の入り口を広げた。
昨夜出された恥ずかしい液体がこぽりとこぼれ、羞恥で身体が強ばる。

「昨日のがまだ残ったままだから、濡らす必要もないな」

蓮は笑う。
そして、躊躇いなく、一気に奥まで私を貫いた。

「あああああ!」

いきなりの刺激に絶叫する。

ぐちゅ、ぐちゅ、ぐぷぷ

朝の明るい光の中で、私を見下ろす蓮の顔と、思ったより肩幅のある男らしい上半身が嫌でも目に入る。
自分と蓮の下半身が擦れ、蓮が動くたびにそこから少しずつ、昨夜の名残か新しい愛液かわからないものが溢れていく。

ずぷっ、ぱちゅっ、ぱちゅっ

「やめて、や、ひ、やだぁ、やだぁ…」

昨夜以上に恥ずかしい。

「吸い付いてくる…昨日のオレのカタチ、ちゃんと覚えてくれたみたいだな」

蓮は今まで見たことのない顔をしていた。

恍惚とした、でも意地悪な顔。獲物をいたぶるヒョウのよう。

怖いけれど凄まじい色気に、身体が勝手に反応する。

「は、すげぇ締め付け…っ」

蓮の息が上がり、

ぱんぱんぱんっ

「あ、あ、だめぇ、ああああッ!」

早くなった抽送に、あっけなく達してしまう。
きゅうっと自分が蓮のモノを絞めたのがわかる。
昨日と同じ熱い液体が、もういっぱいいっぱいの身体に注がれた。

「やぁ、ひどい、ひどいよ…」

何かが瓦解してしまったようだった。涙が止まらない。

「サイテー、いや、離して!」

「わかったから。本気で泣くなよ。俺は最高だったから名残惜しいけど」

どの口が泣くななんて言うのだろう。

蓮はゆっくりと私のナカから自身を引き抜く。

今度こそ立ち上がって、バスルームへ向かおうとした。
が、ぺたんと床に膝をついてしまう。
下半身に力が入らない。

こんな…

初めての経験に、頭が混乱する。
力を抜いた瞬間に、またどろりと液体がこぼれる。 

いやだ、こんなの。

「シャワー連れてくから無理に歩くな」

低い声が耳元で響いて、膝の裏から持ち上げられた。

「な、やっ、なんて恥ずかしいかっこ…!」

「俺も実際にやったのははじめてだけど。お姫様抱っこってやつ」

そのまま、蓮は有無を言わせず私をシャワーに入れ、嫌々とわめく私の身体を隅々まで洗い、ホテル備え付けのパジャマを着せた。

しているときとは比べものにならない、優しい手つきで。

蓮が何を考えているのか、全然わからない。
今まで、蓮にとっての私も、私にとっての蓮も、ライバル以外の何ものでもないと思っていた。

蓮にとって、私はなんなの?


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