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狂おしい味わい
【熟女/人妻 官能小説】

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狂おしい味わい-5

「また来ちゃった。いいかしら?」

年は32歳。ウソ
婚期を逃して、いまだ独身。ウソ
だけど親と同居しているからおうちは教えられない。ウソ
もちろん子供を産んだ事などない。ウソ

私はそれから度々、気が向けば彼のところに通うようになった。
ウソばっかりついちゃう悪い女だけど、それはあまり関係ない関係であるように思う。
ささやかでも、どうでもいい事でも、悪い女でなくちゃいけないような気がする。
幾日だか、そんな事が続いたある日の事。私はふと彼にこんな事を聞いてみた。

「ねえ、私たちの関係ってどんなものだと思う?」

「セフレ…かな」

セフレ。つまりは体だけの関係って、そう陰湿な言葉でもないような気がした。
そう。私は彼がただ独身でここに住んでいて早朝の暗いうちからお昼頃まで働いている事しか聞いていない。
彼も私が話した事だけしか知らないわけで、たぶんそれが全部ウソだという事も知っている。だから、それ以上の事も何も問わないのだろう。
私はそれでいいと今は思っているけど、いつか終わりが来たらきっと哀しいんだろう。
そうして行為が済んでしまったら、夫と同様にすぐ眠ってしまうのだ。
私とシタ男はみんな、済んだらすぐに眠ってしまうのか?


「たくさん飲まないでね」

「また?」

「いや?」

「ううん、そうじゃないけど最近頻繁だよな」

動物のように四つ這いで、剥き出しになったお尻の方からずぶりと入れられる。
この体位ですると相手が視界に入らないので犯されてるような気がしてゾクゾクするけど、パンパンとぶつかる音が激しいので夜向きではないと思う。
子供が出かけてしまった時を見計らって唐突に始めてしまう時ならば心置きなくできるけど、夜ならば夫は膝を立てて、太腿に私のお尻を包み込むようにして、静かにくちゅくちゅと挿し込んでくれる。
壊されてしまいたいほどの激しいオーガズムは感じ難いけど、射精も遅くてじわりと中で蠢くので私は結構好き。

私の夫はセックスが上手なのだ…

あの人にだって、単に巨根の持ち主だけではなくて、いい所もたくさんある。
いつしか無意識の中で二本のペニスの間に別の顔を持つ私がいた。
それと。

それと、ちょっと気になるのは近頃なぜか右の乳首が異常に感じるようになったと思えたりする。




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