涼子と出張 その1-2
そうして翌週の金曜日、朝から東北に移動した秋葉は大き目の鞄を持って12時半過ぎには駅前に立っていた。
東京よりは涼しいとは言え、流石にこの季節になるとこの街でもコートを着ている人は殆どいなくて、駅のコンコースを行き来する人を見るともなく見ていると改札から涼子が時間通りの電車で到着したらしく出てきた。
紺色のスーツ姿でスカートは膝上丈のタイトスカート、ジャケットの前ボタンは開けていて、中に来ている濃い青色のシャツが見えている。そのボタンも上から2つ外しているが顔立ちがいいので崩れた感じには見えず、キャリアウーマンそのものといったいでたちだ。
「お疲れ様です。ご手配ありがとうございます。」
「いえいえ。お疲れ様です。ご苦労様です」
涼子が仕事モードの時は仕事モードで対応する秋葉。公私をはっきりと分けて接するところも涼子が秋葉を気に入っている点の一つだ。
キャスターのついているカバンを駅前のコインロッカーに預けて、そのままタクシー乗り場に向かう涼子を後ろから見るとタイトスカートの3分の1程にスリットが入っていて歩くと黒のストッキングに包まれている太ももがチラチラと見える。
(セクシーだが嫌味じゃないな。いい趣味してる)
そのままタクシーで秋葉の客先の中企業の事務所に向かいそこの社長に涼子を紹介し、仕事全般の話しを打ち合わせをする。円満に会談が終わると社長から
「せっかくの週末ですし、こちらで食事でもして帰られたらどうですか?魚の美味しい店もありますし」
「せっかくなんですが、後1件行かなければならないお客様がいらっしゃるんで、又の機会にお願いします」
如才無い対応をする涼子と社長の会話を聞きながら、秋葉は内心で
(これから隣にいる変態男と一晩中オマンコするの。中出しセックスの邪魔をしないで。って言ってみろよ…と思って1人ニヤニヤしていた)
それじゃあ仕方ありませんな、うちの者に駅まで送らせましょう。そうして駅まで送ってもらい、社員の方に礼を言って別れると2人で改札に向かう。
ロッカーから預けていた鞄を取り出してホームに立って暫くすると列車がホームに滑り込んできた。乗り込むとガラガラの車両の二人掛けの席に並んで座る。
列車が動き出すと自分の手を伸ばして秋葉の手の上に乗せて
「やっと二人きりになれたわ」
「最近忙しかったみたいだな」
公私の私のモードに入った涼子は今までのキリっとしたキャリアウーマンの顔から女の顔へと変わっている。
「秋葉さんと違ってね」
笑いながら答える涼子。
「そりゃいいことだ。俺みたいな落ちこぼれと違うからな」
秋葉がそう言うと身体を寄せてきて秋葉の耳元で、
「落ちこぼれでも、チンポとセックスは最高よ。私の淫乱オマンコを満足させてくれるのは秋葉さんだ・け・よ」
そう言うと軽く秋葉の耳たぶを咬む。
涼子の言葉と耳たぶを咬まれ、そして高そうで上品そうな香水の匂いを嗅ぐとズボンの股間部分が大きく膨らんでくる。
「涼子のセフレとしちゃあ文句なしかい?」
「もちろん、最高のセフレよ」
そういって膨らんでいる股間に手を当てて
「今夜は枯れるまで全部私のオマンコにぶちまけてね」
そうして列車が目的の駅に着くまで涼子は秋葉の股間に手を置いてさすりながら秋葉と雑談を続けた。
温泉旅館の最寄駅からタクシーに乗ってしばらく走ると温泉街が見えてきた。
その中をタクシーは走り抜け、温泉街の外れある平屋の大きな建物の前で止まった。
車を降りて見てみると、周囲を山と川で囲まれた中に1軒だけポツンと建っている旅館。
ポツンと言っても平屋の建物は綺麗で大きい。中に入ると人気の少ないロビーの奥にフロントがあり涼子がチェックインしている間にロビーの窓から中を見てみると、手入れのされた庭園の奥に1軒ずつかなり間隔を開けて小屋の様な建物が立っている。
「あの小屋の様なのが個室なの。どう?閑静でしょ?庭も綺麗だし」
チェックインを終えた涼子が隣に来て庭を見て言う。
「いい旅館だな。気に入ったよ」
「よかった」
そうして中居に続いて廊下を歩いて平屋の本棟を出ると、そこからあちこちに伸びている廊下の1つを進んでいく。途中いくつか分岐があり最終的に1軒の小屋に着いた。