投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

白百合散る
【熟女/人妻 官能小説】

白百合散るの最初へ 白百合散る 35 白百合散る 37 白百合散るの最後へ

成美-1

「ちょっと、ちょっと待ってっ、お願いっ」
「なによっ、この淫乱女っ、あんたに選択権はないのよっ」
「わっ、わかってるわっ、ただ少し、少しだけ休ませてっ、喉が渇いてしまったのっ」
「成美、俺も少し休みたい」
「なによっ、二人してまったくっ、いいわっ、勝手におしっ」
「あっ、ありがとうございますっ、あのっ、あのっ、お願いついでにシャワーも浴びていいかしら?」
「ふんっ、勝手にしろって言っただろっ、ただし、逃げるといけないから山本さんも一緒に洗って差し上げなっ」
「わかりました。でももうわたし、逃げないわっ、逃げるところなんてないもの」
「いいからさっさとお行きっ、戻ったらすぐに始めるよっ」
山本と百合子は冷蔵庫から水を出して飲み、シャワールームへ行った。
(逃げるところなんてない、かっ)
成美はかつての自分がそうだったことを思い出した。毎日々々客をとらされ、逃げたいと何度思ったことか。その度逃げられるわけはない、逃げたとしても父母や妹に迷惑をかける、とその都度諦めたのだ。百合子の言葉がリフレインしてくるのを紛らわすために、自分も冷蔵庫から飲み物を取り出した。

「ねえ、山本さんっ、わたしが洗ってあげる」
シャワーの湯加減を確かめ、山本にかける。
「あ、ありがとう、じゃあお願いします」
「山本さんが話してくれた成美さんの話は本当?」
「ああ、もちろん本当ですよ」
「そう、恨まれても仕方ないわね」
「人の悪口はあまり言いたくないけど、成美一家のような話は他にもごまんとあるんです」
「えっ、そうなのっ?」
「先代から事業を引き継がれてすぐに、悪い奴らと組み始めたんです。それからというもの、酷い手口で地上げを・・・」
「全然知らなかったわっ」
「もちろん奥さまに罪はないと思っています。しかし・・・・・」
百合子を抱きしめ、唇を奪った。
「んん、んっ」
「好きになってしまったんですっ、奥さまをっ。はじめは私も復讐のために冷泉家に近づいたんですが・・・」
「えっ?あなたも?」
「ええ、随分前ですが妹が・・・・・」
「妹さんっ?妹さん、いるの?」
「・・・いました。今はもういません・・・・・。シャブ中で死にました」
「そっ、そうだったの、ごめんなさい」
「いえっ、奥さまが謝ることはありません。悪いのはっ、悪いのはご主人とその仲間達です」
百合子を強く抱きしめた。
「おっ、奥さまには申し訳ないけど、ご主人には報いを受けてもらいます。そしてっ、そして私は貴女が欲しいっ」
「あぁ、ああんっ」
言ってしまった言葉に興奮したのか、百合子の体を強くまさぐる。
「んっ、ああっ、あんっ、あっ、うっ、んんっ」
「もっ、もうわたしもっ、あっ、随分前から、んっ、夫には、あっ、愛情はないわっ、あっ」
「むっ、娘のためとっ、あっ、あっ、思ってたけどっ、うっ、んっ、あきらっ、あっ、めるわっ、ああぁっ」
「わっ、わたしもっ、あなたがっ、んっ、好きよっ、あんっ」
熱い口づけを交わしながら、山本の手は股間に伸びる。
「んんーっ、んっ、はっ、んっ、あうっ、あっ」
「うれしいですよっ、奥さまっ、必ずっ、必ず幸せにしますっ」
「あぁ、あっ、んっ、んっ、ん〜っ」
「んふっ、はうっ、あんっ、あっ、んっ、んっ、あうっ」
「あっ、もっ、もうっ、イっちゃいそうっ、あっ、変よっ、あっ、イっ、イクっ、うっ」
立ったまま絶頂を向かえた百合子は体重を山本に預け、しばらく陶酔していた。山本にとっても至福の一瞬であった。


白百合散るの最初へ 白百合散る 35 白百合散る 37 白百合散るの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前