百合子2-2
パンティとブラジャーだけになった百合子は再び椅子に座らされた。椅子の脚にそれぞれ百合子の足を、両手は後ろ手に縛り、胸の下に一本椅子の背を巻くように縛ると、百合子は動くことができなくなった。
「悪趣味ね、女を縛りつけるなんて」
「へへへっ」
例の小瓶からクリームをとり、パンティの中の秘所へ手を入れる。
「ちょっ、ちょっと、やめなさい、それだけは、あぁーっ」
「こんなことしないと怖くて女が抱けないの?弱虫っ!いくじなしっ!」
「勘違いしないでもらいたいな、奥さま。これは奥さまのためにしていることなんですよ」
「何がわたしのためなのよっ」
「私の手で感じてしまう奥さまに言い訳を用意してあげているんですよ、縛られ、薬を塗られてしまったからしょうがないってね。クククッ」
「そ、そんなっ、そんなバカな理屈っ」
ブラジャーの上から左手で責めつつ、右手は秘所の奥までゆっくりとクリームを塗りつける。
「あうっ、あっ、あぁっ、ん〜っ、んっ、んっ、ん〜っ」
「ほら、しょうがないでしょ?感じちゃうのは。奥さま?」
ブラジャーのホックを外し、形のよい胸があらわになる。品のいいチェリーのような先端は体から離れたがっているかのように堅く尖っていた。残る下の布の中ではジュワッと潤んでくるのが百合子にも分かった。
「今日は新兵器を使ってみましょう」
カバンから取り出したのは、プラスチック製の小さい卵のような物体で、そこから線が伸び同じくプラスチック製の長方形の箱とつながっていた。その卵のほうを布の中に入れ、百合子の最も敏感な部分、陰核に当て、ずれないようにした。
「なっ、何なのよ」
「これはですね、奥さま。ピンクローターと呼ばれるものなのですよ。これでこのスイッチを入れますと」
ブーーーン。陰核と布の間で卵が踊りだす。
「あっ、あっ、あ、何、あっ、あっ」
媚薬でうずきはじめている秘所、しかも最も敏感な場所での動きは百合子を動揺させた。
ブーーーン、ウィーーーン、ブーーーン、ウィーーーン
無機質な音とともに、無機質な動きが永遠に繰り返されるようだった。
「あーっ、あっ、あっ、んーっ、んっ、ん〜っ」
「どうです?奥さま」
「あんっ、あっ、お願いっ、とめてっ、とめてーっ」
リリリリーン、リリリリーン、リリリリーン
「奥さま、電話です。とりますよ」
「えっ、あっ、あっ、こんなっ、こんなときにっ、出られないわっ」
無言で電話機から受話器をとって百合子の耳に当てた。
「もしもし、もしもし、もしもーし」
「はっ、はい、冷泉でございます。んっ」
「おー、やっと出たか、僕だよ」
「あっ、あなたっ、あうっ」
「どうしたんだい?ずっとかけているんだよ?」
山本は空いている手で百合子のチェリーを弄んだ。ローターはかわらず振動し続けている。
「ごっ、ごめんなさい、あなたっ、あっ、あうっ、少し具合が悪くて寝ていたものですから、んっ、んっ」
「そうなのか、大丈夫?お医者さん呼んで診てもらったか?」
山本は舌先でチェリーをチロチロと舐め、強く吸い上げた。
「あ〜んっ、あっ、はっ、大丈夫よ、よくなってきたからっ、うっ、んっ」
「おいおい、本当に大丈夫か?息が荒いぞ」
「あんっ、大丈夫よ、あっ、あなたたちこそどう?うっ、はっ」
「あぁ、天気もいいし、楽しんでいるよ。やっぱりパスポートなかったのか?あったら今からでもこいよ」
絶妙な舌使いで胸の先端を刺激され、ローターによっても陰核を刺激され続けている状況ではまともに話はできない。
「んっ、はっ、あなたっ、今回はあきらめるわ、二人で楽しんできて、んっ、あっ」
「そうか、あんまり具合もよくなさそうだしな。ひどくなったらちゃんと診てもらうんだぞ」
「はっ、はい、わかりました、ありがとう。んっ、んっ」
「ところで、何かブーンて音がさっきからしているけど」
「あっ、あっ、それはっ、あっ、あのっ、冷蔵庫の音よ、昨日から調子が悪いの、うっ、んっ、んっ」
「そうか、じゃあ山本に言って直させなさい」
山本はチェリーを歯で軽く噛み、強弱をつけた。
「はうっ、あんっ、あっ、山本さんはお休みだから、あっ、んっ、わたしが手配しておくわ、んっ、はっ」
「そうだったか、じゃあ頼んだよ」
「んっ、んっ、はい、あなたも気をつけて、うっ、んっ」
チン
「はぁ、はぁ、はぁ、ひどいわっ、ひどいわっ」
百合子はポロポロと涙を流した。
「すみませんねぇ、旦那様とは思わなかったもので」
悪びれる風もなく、百合子への責めを再開した。
「あんっ、あんっ、んーっ、あっ、」
「上が泣いているときは下も泣いているって昔の人はそういっていたけど本当かな?」
右手を布の中に入れ、いったんローターを外した。
「わぁ、奥さま、すごいですよ。洪水のようだ」
「いやっ、あっ、恥ずかしいっ、あんっ」
「パンティもビショビショになっていますからとりますよ」
両腰のひもを解き、脱がすと百合子の体を隠すものは縄だけとなった。まだ、悲しいやら悔しいやらの涙がおさまらない百合子を、椅子に縛りつけたまま頂点へ追い込もうとする山本
「あっ、いやっ、あっ、んっ、んっ、あーっ」
昨夜百合子を絶頂に押し上げた手法で、何度も焦らせながらついにそのときを迎えようとしていた。
「んっ、んっ、あぁっ、お願い、手をとめないでっ、あっ、あっ、イカせて、イカせてーっ」
「あっ、あんっ、あっ、んっ、イクっ、あっイクっ、イっちゃう、ああ〜っ」