心の中に残る人。-8
「は、恥ずかしいなぁ、もう…。若菜ちゃんはよく堂々と公言出来るわよねぇ…。私には無理…」
そう言って恥じらう杏奈を揶揄う。
「やっぱしてんスねぇ、オナニー♪」
想像するような素振りを見せる。
「ダーっ!想像しないでっ!!」
杉山の頭上に浮かぶ想像を手で掻き消す。
「指派ですか?オモチャ派ですか?」
「一本持ってるけど、指派かな…、って何言わせるのよっ!」
何だかんだ言いながらノッてくる杏奈。酔った杏奈は面白い。
「だってさー、あんだけ若菜ちゃんに勧められたら、そりゃあ別にしてもいいのかなーって気になるよね。持ってる一本だって若菜ちゃんにプレゼントされたやつだもん。そんなの手元にあったら気になっちゃうじゃんねー??ついつい動かしたら、何かしたくなっちゃってさー。」
「ど、どうでした??1番最初は…」
「衝撃的だったわ…。確かに若菜ちゃんがハマる意味が分かるってゆーか…。凄いとしか言いようがなかったかな…」
「どんぐらいでイッちゃいましたか?」
「すぐよ…。3分持たなかったと思う。もう強烈だったわ…。暫く動けなかったもん…」
「杏奈さんがバイブでイッて動けなかった…」
また想像する。
「だから想像しないでー!」
杏奈はまた杉山の想像を掻き消した。
「ハハハ!でもオナニーってオナニーなりの楽しみありますよね。俺、色々やりましたもん。ローションでやったり、オナホールでやったり。」
「なに?オナホールって??」
杉山はスマホで画像を出す。
「これっすよ。中にローション入れて、ここに突っ込んでこうするんです。」
手でシャカシャカする。
「な、何なの!?この限りなく卑猥なものわっ!?」
女性器を模ったものや、唇を模った卑猥な形状に驚く杏奈。
「これがなかなか気持ちいいんスよー。」
「…、すごいね…。」
杏奈は思わず杉山のスマホを奪い、色々検索してしまう。
「はーっ、色々あるのねー。」
もはや感心する。
「そんだけみんなオナニーしてるって事ですよ。男も女も老若男女問わず、オナニーはするんっすよ。」
「勉強になるわー。」
そう言いながら杉山のスマホを手に色々検索する杏奈であった。そして見てるうちにいつの間にか濡らしていた。