地下駐車場で-1
タクヤは緊張と興奮に身を包まれながら、車のドアを開けて、助手席に体を滑り込ませた。
「狭いけれど、大丈夫?」
近藤は、運転席からタクヤに同意を求めた。
年齢は聞いていたとおり40歳代のようだが、見た目は男前で、普通な感じだ。
「はい、大丈夫です」
タクヤは緊張から、掠れた声で答えた。
すると、近藤は何も言わずに、腰を上げてズボンをずらして、下着を露にした。
すでに股間のものは、大きくなっているようで、内側から下着を押し上げていた。
2人の男は、互いに何も言わずとも、その意図を理解していた。
タクヤは、ゆっくりと下着をめくって、近藤のペニスを解放した。
(ああ、大きい)
想像以上に大きく、太く、長かった。
タクヤは内心、喜びを覚えながら、片手で根本を掴みながら、顔を近づける。
待ち焦がれたペニスに、ようやく触れることができ、味わうことが出来る。
しかも、初対面の男のものであり、さらに男同士なのだ。その倒錯感に酔いしれながら、欲情に身を任せた。
そして、躊躇いもなく、それに頬擦りをしつつ、口づけをした。
待ちに待ったそれを、愛おしいもののように、唇でゆっくりと刺激していく。
チュッ、チュッと僅かに音を立てながら、鈴口や鬼頭、雁の部分に口づけをしていく。
近藤は興奮した面持ちで、タクヤの頭をゆっくりと撫でていた。
次に、竿の部分に舌を這わせていき、上から下へ、下から上へと舐めていった。
舌先をチロチロと使って、犬のように舐めたり、唇の柔らかい粘膜を使って擦ったりしながら、思いつく限りの方法で、ペニスに奉仕をした。
そして、何回かそれを繰り返して、竿全体がタクヤの唾液で濡れ光り始めた頃、いよいよ大きく口を開くと、鬼頭を口の中に収めた。
「おおーっ、気持ち良い…」
近藤はうめき声を上げながら、タクヤの髪の毛をつかむ。
タクヤはその反応に悦びを感じつつ、脳内を駆け巡る自身の快感で、興奮の絶頂をおぼえた。
唇と、口内の粘膜、そして舌全体を使いながら、吸い付き、舐め上げ、擦り上げていった。
上から喉の奥まで飲み込み、喉の奥でも奉仕を繰り返す。
「美味しい…」
時折り、ペニスから口を離して、近藤に悦びを伝える。
その近藤もタクヤの頭を撫でながら、「オレのは美味いか?」とタクヤに問いかけ、タクヤは首を縦に振りながら、ペニスを咥える。
そして、再び口を開くと「とても大っきくて、美味しいです。オチンチン気持ち良いですか?」とペニスを手でしごきながら、近藤を上目遣いで見上げる。
「ああ、気持ち良いよ」
そう言いながら、タクヤの唾液で濡れ光っているペニスでタクヤの口元をペチペチと叩いた。
タクヤは、それに激しく興奮して、自ら顔をずらして、ペニスで叩きやすくなるような姿勢になった。
「ああ、チンポビンタ気持ち良い〜」
タクヤは顔を叩かれるまま、うっとりと快感に浸った。
奉仕しているペニスで、顔を叩かれることは、普通は恥辱の限りだ。けれども、マゾ気質の強いタクヤには、快感を生み出す最高のプレイだ。
時折、我慢できずに口に収めようとするタクヤを焦らすように、何回もわざと邪魔をして、ペチペチとタクヤの顔を叩く。
近藤は、ニヤリと笑いながら「お前は、マゾか?」と聞いてくるので、タクヤは頷きながら「マゾかもです」と答えた。
その間も、近藤はペニスで顔をなぶってくる。
ついつい、タクヤが「気持ち良いです」とまた喘ぎ声を出すと、近藤はサド気質に火がついたようで、「今すぐ、裸になれ」と命令口調で言うのだった。
「でも、人に見られるし、恥ずかしいです」
とタクヤが答えると、
「どうせ、見られたいんだろ、早くしないとやめてしまうぞ」とさらに口調を強める。
タクヤは、少しだけ躊躇したが、すぐに上半身も下半身も、全ての服を脱ぎ捨てて、車内で全裸になった。
いくら地下の駐車場とは言え、他の利用者がたまたま通りかかることもある場所だ。
薄暗い中でも、全裸で肌を晒しているのだから、車のライトで照らされれば、人目を引くことだろう。
その羞恥心すらも快感に変えてしまう、タクヤの本性を見透かされたのだ。
それを見た近藤は満足して、そのご褒美として、タクヤの顔をペニスでビンタした。
それから再びタクヤにペニスを突きつけて、口での奉仕を促した。
さらに今度は裸になり、露わになったタクヤの乳首を、近藤は指先で愛撫し始めた。
始めは軽くつまむように、次第に指先で弾いたり、強くつまんだりと抵抗しないタクヤの体に火をつけていく。
すぐに乳首は勃起して、大きくなった。
すでに乳首が性器の一つとして感じるようになっているタクヤは、その指の動きに反応し、喘ぎ声を漏らす。
「本当にタクヤは変態だな〜。男のくせに乳首が感じるんだ」
「はい、乳首気持ち良いです」夢中で吸い付いているペニスから一瞬だけ口を離すと、息も絶え絶えに声を漏らした。
近藤はしばらくタクヤの乳首を弄んでいたが、しだいにその手を下ろしていき、タクヤのペニスに触れた。