月曜日-2
「わかりました・・・」
上から、上着の下は何も着ていない。ジャージーを脱ぐと・・・
「いいぞ、いいぞ!!」
「ちょっと、ちょっと・・・でも、筋肉凄くない!」
緩い身体は女子高生に嫌われると思い、身体の鍛錬はきっちり行っている高野。マッチョと引かれない程度の筋肉は身にまとっている。
そしてズボン。さすがに競泳用のピッタリしたものは生徒にも引かれると思い性器の辺りは緩いタイプの水着にしている。
「なんだぁ!!競泳用じゃないぞ!モッコリ見せろぉ!小さいのかぁ・・・」
などなど卑猥な言葉がでるわ、出るわ。女子高の洗礼を早速浴びる高野だった。
「まぁまぁ高野先生も気を使ったのよ、きっと。競泳用ではっきりとモッコリしてたらみんな引くでしょう?少なくとも私は引くし・・・さぁさぁ、じゃあ準備体操始めるわよ」
一番後ろへ下がり、宮本の指導を学ぶ・・・準備体操をする生徒たちの後ろ姿がまた壮観だった・・・
身体を伸ばしたり縮めたりするのでお尻に水着が食い込む、食い込む。前後にかがんだり反ったりするので股間がイヤらしい、イヤらしい・・・水着だけになっているので勃起したら絶対バレるので耐えるのが大変だ。
準備体操が終わり、泳ぎに入る。久しぶりの水泳なので各自のペースで好きに泳がせる。教員はプールサイドで監視だ。宮本が寄ってくる。
「ゴメンね高野先生、生徒と一緒に煽っちゃって」
「全然大丈夫ですよ」
「まぁ女子高のノリなんてこんなもんだから。でも中年オヤジだったりしたら絶対に生徒や父兄からクレーム来るからね。その点今日の感じならみんな嬉しいみたいね」
「まあ、ちょっと気恥ずかしいですが・・・」
「そんなのすぐに慣れるわよ。むしろ私は先生が心配」
「ど、どうしてですか?」
「さっきのなんて大人しい方なのよ。脱げとかヘンな事言ってたでしょ?私なんかも言われてるんだから。女同士だからもっと凄い事・・・巨乳見せろとか、毛の処理ちゃんとしてるのかって」
「ほ、ホントですか?」
「そうよ。まぁ女同士で私もすぐに乗せられちゃう方だからペロっとオッパイ見せたら引かれちゃったけどね・・・だから女の子に対して見る目が変わっちゃって女性不信に陥らないようにね」
「は、はい・・・」
「それはそうと、先生はなんかスポーツやってたの?すっごい胸板してし、体もしまった感じじゃない」
「い、いえ。ただだらしない身体は生徒の前で見せられないなって思ってるので」
「良い心がけじゃない」
「宮本先生は何かされてたんですか?」
「何だと思う?」
「え、肩幅なんかガッチリされてるので柔道かなんかじゃないですか?」
「絶対に言われるのよ、ソレ。水泳よ。水泳の特待でこの学校に入ったの・・・」
「そうだったんですか」
「でもね、高校に入ったとたんにオッパイが急に大きくなりだしてタイムが出なくなって教員になったの。高校になったばかりの時は国体にも出たんだから」
「そうだったんですね・・・」
準備体操や、制服への更衣の時間を入れると50分の授業の内、泳ぎの時間は40分ほどなので休憩は取らない。あっという間に終了の時間だ・・・
続いて6時間目は1年5組の授業・・・
今日初めて着る菖蒲学園の水着。サイズが若干大きいのでは?小さいのでは?という娘も散見されるが3年生と違い肉体面が明らかに幼い。これからの発育を見つけられるのもお楽しみだ。自己紹介の時も大人しいものでみんな真剣な眼差しだ。
一年生は泳力がどのくらいか分からないので自己申告に基づいて4グループに分けて軽く泳いでもらう。それを確認してチェックすることから始めて指導していく。
一日が終わった・・・
今日は指導を勉強するための見学だけなのに結構疲れた。明日からは一人で指導をしていかなければならない。そして指導+秘密のミッション・・・生徒たちの肉体&性格チェックだ。先は数十年と長いのでじっくり焦らず用意周到に進めるつもりだ。
終礼の為に教室へ・・・
三門はすでに教室にいた。15分ほどで終わり、部活の体験入部へ行く生徒、帰宅する生徒それぞれバラバラになる。
「疲れたでしょ?」
「はい・・・」
「しばらくはきついかもしれないけど頑張ってね」
「由美子先生にそう言って頂けるだけで疲れも吹っ飛びますよ!」
「もうっ!上手いんだから・・・」
「そう、その笑顔に僕は癒されるんです」
その言葉に三門のアソコもキュンと疼くのだった・・・
(言葉には・・・出せないけど。高野君あなたのその笑顔にわたしのアソコはキュンと疼いているのよ。早く、あなたの頂戴・・・)
月曜日が終わった・・・