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野田の隠れ家 Season7
【教師 官能小説】

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2度目の展示会-1

2週間後の日曜日、野田は時間を作って、展示会に出向いた。

人混みの中に、沙織を探すが、どこにもいない。
絵を見ていると、美緒が駆け寄って来た。

『今日は、羽田野先生はいないみたいだね?』
と、野田が聞く。

『はい、急遽、出張になってしまったようで、今日は不在です。』
と答える。

続けて、
『先生がいないので、今日は、みんな、のんびりやってます。』
と、答える。

話を聞くと、沙織は、顧問としては非常に厳しく、彼女がいるだけで、空気が張りつめるらしい。

『みんな、先生のことを、ドSだって言ってます。』
そう言って、美緒が笑う。

『そんなに厳しい先生なの?』
『はい、めちゃくちゃ怖いです。』

<でもベッドの上では、従順だったけどな>
と、野田は思う。

『先生がいないのが残念ですか?』
と、突然、美緒が言い出す。

『え?なんで?』
『だって、先生が居ないって分かった瞬間、野田さんの顔が残念そうだったから。』

高校生は、大人の顔色をよく見ている。

『前回の展示会で、先生と野田さん、喫茶室で話してましたよね?』
『うん。』

『そこで意気投合して、仲良くなって、ラインの交換とかして、デートしたんじゃないですか?』
と、意地悪っぽく、美緒が聞いてくる。

『あはは、、』
と、野田は笑って誤魔化すしかなかった。

しかし、美緒の追撃は止まらない。

『野田さん、先生とエッチしました?』
と、直球で聞いてくる。

『え?』
と、狼狽える野田を見て、
『あ〜〜、やっぱり、エッチしたんだ!!』
と、美緒が言う。

『だって、先生、前回の展示会以降、妙に優しいし、ヒステリーを起こさなくなったなったもん。』
と、美緒が続ける。

『こらこら、そういうことを言うもんじゃないよ。』
と、言うのが精一杯だった。

『先生が出張から戻ったら、問い詰めちゃおう!』
と、美緒がいたずらっ子みたいな顔で言う。

『おいおい、ダメだよ。』
と、野田は制止するが、美緒は聞かない。

『野田さんが、私のお願いを聞いてくれたら、今の話はなかったことにします。』
と、美緒が言う。

『お願いって、何?』
と、野田が聞く。

『私とデートしてください。』
『え?』

『大丈夫ですよ。2人きりの秘密にしますから。』

あの学級委員タイプの真面目な美緒の口から出た言葉とは思えない。

『分かった、分かった、じゃあ、来月、時間がある時にでも。』
野田は、そうお茶を濁したが、しっかり美緒とラインを交換させられた。



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