喪服を着た義妹-2
2. 健志の想い
健志はここしばらく事件がなく楽ををしていたせいか、眠気が起きない。網膜の上を、さっき見た和子の白い肌がちらつく。ズボンのベルトを緩め、左手を突っ込むと男根をにぎった。肉棒は、さっきからの勃起疲れで軽い痛みを感じる。
起き上がると、線香立てに新しい線香を立てた。漂う線香の香り吸い込むと、やや欲情が落ち着いた。お灯明といっても、昨今は蠟燭を使わず電球だから、火事の心配はない。心が落ち着くと、眠気が襲ってきた。
人の気配で目を覚ました。寝巻姿の和子が、毛布を片手に立っていた。
「気が付かなくてご免なさい、寒くなかったですか?毛布を掛けてください」
健志は黙って、毛布を捧げる和子の手を引いた。
倒れ掛かる和子を抱きとめると、唇を寄せた。
「ダメ、駄目です、そんなことをしたら、姉さんに申し分け無いわ」
健志は唇を和子の首筋に合わせ、じっと抱きしめた。
「困ります、お義兄さん、あたしにはそんなことできません」
健志の腕から逃れようと和子はもがいていたが、やがて動きが止まった。
健志は和子に唇を合わせた。和子は諦めたのか、抵抗を止めて健志に身体を預けた。
健志は和子の襟を開いて、乳房に手を伸ばした。
「ダメっ〜だめです、堪忍してください」
「俺が嫌いなのか?」和子が首を横に振る。
「誰か好きな人がいるの」和子が首を横に振る。
「俺は和子ちゃんが好きなんだ、ずっと前から好きだったんだ」
「私もお義兄さんが好きです、でもダメなんです」
健志は和子の言葉を聞き流して、乳房を揉み続けてた。指が乳首を捉えた。
「ふうぅぅ〜〜っ」
健志は、喪服の裾を割って、蹴出しの下からふくらはぎに沿って手を伸ばした。しっとりと汗ばんだ内股に続いて、サラリと恥毛が指に絡む。
「そんなこといけません、あたしはお義兄さんが好きなんです〜だからダメなんです」
健志の指がさらに進んだ。指先が、和子の愛液でじっとりと濡れた。
「俺は本気なんだ〜もう止められない」
「私は〜、私は〜健志さんに嫌われたくないの」