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永遠の片思ぃ
【片思い 恋愛小説】

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永遠の片思ぃ-16

━ピロリロ
直樹さんからだった。
「今はムリだよ」
うわっ、、、終わったな。涙が出そうになるのを必死でこらえた。
「何てきたの?」
携帯をとりあげようとする手を慌てて押さえる。
「見ないで!携帯も私の顔も見ないで!!」
もう限界だった。一筋の涙がこぼれ落ちた。
「泣くなよ、まだ早いぜ」

そう言ったあきサンの腕が私の身体を抱き締めた。やさしく大きな手。私は彼の胸で泣いた。男の人の胸で泣くなんて、初めてだった。
その胸は温かかった。



後日、直樹さんに彼女ができた、と情報が入った。
あの時の「今はムリだよ」の意味が分かった。


報われなくても
結ばれなくても
アナタは
ただ一人の運命の人。
アナタは
私の
青春そのもの。


  ―完―


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