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永遠の片思ぃ
【片思い 恋愛小説】

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永遠の片思ぃ-15

プリ帳見ながらも、なかなか話がなくて相変わらず静まり返った階段。私は思い切って
「直樹さん好きな歌は?」実は前に《浜崎あゆみ》の《Is This LOVE?》を私が好きだから聞いてみて。と私は言った。この曲は片思いの切ない歌でサビが《どうして私じゃないのって》で、すごく私のキモチにピッタリだったのだ。
だから今度は直樹さんの好きな歌を聞きたいと思ったのだ。
「ジャパハリネットの、贈り物かな」
「ジャパハリ?その曲知らない。CDとかある〜?」
「友達にMD貸してる。」
「じゃぁ返ってきたら貸してね」

そしてここで
「そろそろ帰る?」
私は聞いた。
だってカバンを閉めて時計をみて、何だか帰る感じだったから。
「うん、そうする。じゃぁまたな」
カバンをしょって階段を登る直樹さん。
「うん。プリありがと。またねぇ」
時間がとても長く感じられた。教室に戻るとダレもいない。しんとした教室。ふと時計をみると4:10。「たった10分かよ〜」

一人で帰路に着く。淋しい。一緒に帰ればよかったな‥。
スキって言えばよかった。でも、言えなかった。
家に着いてから、すぐに直樹さんにメールした。スキなキモチをもうとめられなかった。言おうと思った。

「今日はありがとう。もうちょっと話したかった〜」
「いいえ、あはは」
「何で笑って誤魔化すん〜?」
「別に。」
「100%ありえませんか?私と付き合うこと」
「すごく難しいこと聞くね」
「すっごい勇気出したんだから、真面目に答えて!」

メールは1時間後に返ってきた。
「100パーセントではないかな」
「じゃぁどの位あるの?」「分かんないや。」

《もぅ‥言っちゃえ》
「1%でも可能性があるなら付き合ってほしい」
《言っちゃった。送信しちゃった》
でも返事がなかなか来ない↓↓
そんなとき、
━━トゥルルル
電話?あきサン。
1コ上の先輩からだった。「もしもし〜?」
「あのさ、携帯の充電機かして」
「いいよ」
実は家が近いのだ。
「あの看板のとこな、」
「パジャマだけど笑わないでね〜」
「笑わないよ。じゃぁな」

何でこの人はこんなにタイミングがいいの?すっごく話したい気分だったんだ。
充電機を持って外に出た。2月の夜だ、さすがに応える。
「う〜寒ぅい」
直樹さんからはまだメール来ないし。フるなら早くフれ!!


「はい、充電機。」
「ありがと。なくしちゃってさ」
「まぢで?超困るじゃん」

そして私は告白したことを告げた。
「お〜!言ったか、いつ言うかと思ってたよ。なんて言ったの〜?」
ったくカンがするどくて困る。
「そんなの教えない〜。」


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