永遠の片思ぃ-12
今年もその花火大会に行く。彼氏がいたら一緒に行く予定だったのにな‥
ぁぁ、この町には思い出が多すぎだよ。
数日後、今度は隣の町のお祭り。
花火を見て、それも男2女2で。とてもきれいだったょ。それから花火を4人でやったんだ。
「そろそろ帰んないと!終電乗り遅れるよ」
「ゃばっ!急げぇ〜」
急いだんだけど、電車は行ってしまった。
「もぅっ、下駄は走れないよ」
「迎え呼ばなくちゃ〜」
アサミは迎えを呼んでいた。
私は、その町に住む友達に泊めてもらうことになってたんだ。だからアサミんちの迎えが来るまで駅で待ってた。
すると‥同じ学校の先輩が3人やってきた。
「直樹さんじゃん」
「何やってんの?」
「終電乗り遅れて〜、友達のママが迎えに来るの待ってる」
「マミは帰るの?」
「私はサリナん家に泊まるんだ」
━━ブゥン
1台の車が止まった。
「うちの車きたから、帰るね。ばぃばい。」
「バイバイ、アサミ」
アサミは帰った。男のこたちもいつのまにか帰っていた。
先輩の1人が。
「マミちゃん、どこまで行くの?」
「小学校です」
サリナが小学校にいるというので、そこで合流することに。
「じゃぁ直樹、責任持って送ってってやれよ」
「分かってるよ」
《ぇ〜?何??この展開》
送ってもらっちゃった。
「2回目だね」
「まったくな」
「ごめんね。」
「いいょ、通り道だし」
小学校に着いて
「本当にありがとうございました。またねッ」
「じゃあな!」
恋人気分を味わえた夜だった。だって、私は浴衣だったから。
それに、ゃっぱり運命を感じてしまった私なのでした。
それからというもの、直樹さんとは飲みの仲に。
よく誘われて、断れなくて行っちゃうんだよね。
「迎え行くよ」
そんな風に言ってくれた夜中もあったね。
でも、遅すぎて行けなかった。
あなたはいつも、私の心をかき乱す。
なぜなの?
だったら彼氏になってよ!
思わせブリかよ!
ぁれも全部うそなの?
ただの優しさ‥!?