永遠の片思ぃ-11
「送ってくって‥‥言っただろ？」
そして一緒に学校まで歩いた。なんだかおかしいね。まさか２人でこんな日がくるとは思わなかったから。
「ちゃんと覚えててくれてたんだね」
「当たり前じゃん。」
「ごめんね。めんどくさいのに」
「そんなことないよ。２人で歩けば苦じゃないし」
なんて優しいんだろ。ほれ直しちゃったら、ァンタのせいだよ、もう‥
なんだか緊張しちゃってなかなか話せなくて、でも直樹さんはいっぱいいっぱい話してくれて。
すっごく嬉しかった。
━ブゥゥン
「上さん！！」
学校に用があった上さんがバイクでトモくん家に戻るところだった。
「ぉう！直樹、乗ってく？」
「乗ってくかな。」
「じゃぁ、ここでバイバイだね」
悲しいけどしょうがない。
「じゃぁな、部活がんばれよ」
「送ってくれて、ありがとね。またね」
━ブゥゥン
２人を乗せたバイクは行ってしまった。
でも私は部室に着いた途端にキモチ悪くなってずっと横になって寝てた。部活さぼっちゃった。
次の日は、近くの花火大会。ァサミと行ったの。
女２人、さびしく行ってきたけど超キレいだった。ミサは浴衣ですっごくキレいだった。浴衣美人！！
直樹さんとメールをしてて、なんか思わせぶりか、私のかんちがいか‥
「今ドコ？」
とか
「会えたらいーね」
とか言ってきた。だから
「少し話さない？」
って言って、直樹さんを来るのを人込みの中待ってた。
やっと来た、と思ったらすっごくテンション低くて‥本当にチョットだけ話した。小俣さんと一緒にいたんだけど、なんかはずかしかった。
向こうにしたら「別に会いたくねぇし」とか思われてたのかな？って思って。
「俺のコト待ってたのか」なんて思われたんだろうな。
そして２人はミサの方に行ってしまった。すごく気になってずっと見てたんだけど、直樹さんとミサは話してはなかった。
「じゃぁ、帰ろうか」
とアサミ。
「ありがとね。」
「マミには後悔してほしくないからさ。好きなんでしょ？」
「好きじゃないょ！」
チョット笑って言う。
「本当かょ〜？」
好きじゃないょ！
好きなわけない。
でも、嫌いになれなくて。