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性用占精術 秘密のセックス鑑定 『星座別鑑定データ』
【ハーレム 官能小説】

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アクエリアスの女 変革の章-3

大人しく静かにトモは寝室についてきた。カーテンを引き薄暗くしてからベッドに腰かけトモに横に座る様に促した。

「経験はあるの?」
「男の人とはないよ」

どうやら完全に同性愛者のようだ。それなのに男の僕と身体を重ねようと思うには相当の決心があるのだろう。

「僕に好きにさせてくれないかな、あなたのこと」

彼女の真剣な表情に僕は了承せざる負えなかった。また彼女が納得すれば問題は早期解決するのだろうとも思っていた。

「いいよ。君がいいと思うまで」

僕は眼鏡をサイドボードに置き、軽く衣服を緩めベッドに横たわった。彼女はダッフルコートを脱ぎハイネックのニットも脱ぎ捨てた。下着はつけていない。暗がりに白い肌がぼんやり浮かび上がる。女性にしては肩幅は広めでしっかりしたデコルテだ。胸はかろうじてふくらみがあるのだろうか?眼鏡を外してしまったのではっきり見えないがほとんど平らに見える。

ボトムはそのままにし横たわる僕の上に身を乗り出してきた。僕のシャツのボタンを外しスラックスもおろし、更にはボクサーショーツも剥ぎ取り全裸にした。彼女は『タチ』なのだろう。男が女にするように僕を扱う。目を閉じて抗わずされるがまにトモの愛撫を受ける。首筋から肩、胸から乳首まで優しくなぞる様に彼女の指先と舌が這う。まだ力のないペニスをそっと両掌で包み揉みしだく。

「やっぱり男の人のって大きんだね」

相変わらず謎めいた言い回しに引っかかりながら彼女の手付きがやけに慣れている様子に矛盾を感じながら複雑な思いが生じていた。

「うっ」

段々硬度を増していく肉棒を自然にしごかれ思わずうめいた。

「気持ちいいの?」
「あ、ああ。君は男とは経験がないと言う割に器用だな」

ふっと謎の微笑を浮かべトモは大きくなった僕のペニスを見て満足げだ。

「ローション使わせて」

コートのポケットから潤滑ゼリーを取り出した。

「そんなに無理しなくても……」

と、言いかけた僕に「あなたが辛いといけないから」と言いながらトモはボトムを脱いだ。
困惑している僕の視界にさらに追い打ちをかけるものが目に入る。

「そ、それは……」
「僕は半陰陽なんだ」

小ぶりだがトモにはペニスが付いている。やっと全てに合点がいった。

「そうだったのか」
「生まれたときはここまで発達してなかったし、卵巣があるから女だよ。でも僕は好きになるのは女の人ばっかりだった。今まで好きになった女の人はレズビアンの人がほとんどだったけどやっぱりコレが嫌いな人が多くてさ。興味本位で抱かせてはくれるけど……、僕の外見ばかりがみんな気になるみたいだ」

トモは自分の中ではこの状態に折り合いがついているらしく苦痛を感じるほど思い悩むことはなかったようだ。諦めなのか達観なのか。まだ二十歳のトモは若くもあり老いた隠者のようでもある。

「若菜さんは僕を全部持ってるって言ってくれた人なんだ。それまでは自分の事をどっちでもなくてどっちにもなれない不完全な奴だって思ってた」

若菜らしい偏見のない率直なモノの見方や考察は、哲学的でもあるし深い愛ゆえに受容にも思える。

「天使は無性なんだ。悪魔は両性具有。君は天使で悪魔だね。全てを持ってるんだ」

トモを眺めると両方の性があっても違和感なく自然でなおかつ美しかった。

「ありがとう。若菜さんがあなたを好きな気持ちがよくわかる。僕も心が女ならあなたを好きになるかもしれない。でも」

トモはローションを片手に僕の上に馬乗りになり蓋を開け自身のペニスに垂らした。――まさか。
不安と恐れが僕を襲う。逃れようと身体をずらしたがトモが強い力で手首を押さえつける。


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