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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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爛れた日々-3

 Fの隣で何度も寝返りを打つ。どうにも寝付けない。

 あの夏の夜以来、Dと楓が交わる姿に心を痛めつつも、ゆきはたしかに四人の関係を楽しんでいた。今日は、Fとサラリーマンの男性器を同時にその身に受けた。
 これでゆきは、DとE、夫とZ、そしてFとサラリーマン。合計六人の男性と3P、ないし4Pを経験したことになる。男遊びするタイプでもなく、風俗嬢でもセクシー女優でもない女性が、これほどの性体験を重ねるのは異常だということくらい、ゆきにもわかる。

 自分は、複数の男性に同時に犯されるのが好きなのだ――ゆきにとって認めたくない事実をもはや認めざるをえない。

 決して自分で望んだわけではないからと、自分で自分に言い訳してみるが、別に無理やりされたわけでもなく、拒否しようと思えばいくらでもできた状況である。すべてに共通するのは、興奮に流され、身体を許してしまったということ。前から後ろから熱く張り詰めた男性器を突っ込まれ、複数の男性の性欲のはけ口となるとき、ゆきの下半身もまた熱く火照り、頭がぼうっとしておかしくなってしまう。

 一般に女性は、妊娠、子育て中に男性の庇護を受ける必要から、特定の相手との安定的な生殖行動を好むことが多いが、稀にそうでない女性もいると何かで読んだことがある。彼女らは、複数の男性の種付け行為をあえて受け入れることで、無意識下で子を身籠る確率を高めているのだという。
 無論、多くの男性のセックスの相手を同時に務めることは、女性の身体と心を蝕む過酷な行為である。父親不明の子を孕むリスクもある。しかしそれを悦びと感じ、性的興奮を得ることができれば、結果としてセックス機会が増え、受精、妊娠をしやすくなる。
 つまりは女性にとって複数人プレイとはマゾヒズムの一形態であるという。男たちから変態、淫乱と蔑まれ嘲笑されるのと引き換えに、他の女性に先んじて男性に膣内射精してもらえるという、一定の合理性がある行為なのだ。

 ゆきは、そしてきっと楓も、この類の女性だった。

 自然な流れとして、楓もオナニーをするようになった。ゆきは二つ年上の楓に、気持ちのいいマスターベーションのやり方を教えてあげた。そうして二人並んで、男たちの前で公開オナニーショーを行った。

 そのうちアダルトグッズまで用意して、よりいやらしくオナニーできた方が、二本のペニス両方を同時に与えられるというゲームを行うようになった。取り残された一人は、他の三人の乳首や性器を舐めたり献身的な奉仕を行いつつオナニーを継続することで、最後にようやくおこぼれにあずかれる。そのような屈辱的な扱いもまた、マゾ奴隷にはちょうどよいご褒美となった。


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