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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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家族旅行での出来事 5-7

「近親相姦で、誰か不幸になると思うかい?」
「そうね。もしも不幸になる人がいるとすれば、
 それは、近親相姦というものを認められない人、かな?」
「ああ。そういう人にとって、近親相姦なんて、悪魔のすることだろうね。
 双方の……。いや、この場合は、家族間の同意が得られるのなら……。」
「その家族だけの問題っていうこと?」
「ああ。当事者以外に迷惑が掛かるものでもない。
 まあ、妊娠は当然避けなければならないけれどね。」
「道徳や倫理観はあまり関係ない、と?」
 倫理に反する、と言っている倫理自体があいまいなもの、そう思わないかい?」
「倫理自体が曖昧?」
「そう。誰にでも当てはまる、いつでも当てはまる、
 そういうものではないと思わないかい?」
「世間の誰かには当てはまっても、わたしには当てはまらない……。」

「自分に当てはめて考えてみれば、すぐにわかることさ。
 君のお母さんはご自分の息子さん、つまり孝志君との関係を望んだ。
 それを知った真央ちゃんは、きっかけがやきもちからであろうとなかろうと、
 お互いにその関係を望んだ。」
「そしてその関係は、お母さんも合意のうえで、
 お兄ちゃんとわたしと、お母さん、
 3人の関係へと広がっていった……。」

「そう。あとは君たちの父上がそうした関係を認め、
 自らも望むとしたら……。」
「誰にも迷惑はかからない。
 わたしたち家族の道徳や倫理に反する行為ではなくなり……。
 真奈美ちゃんの言うように、一番楽しいことを家族でできるようになる……。」
「いや、むしろ、君たち家族の道徳や倫理観そのものが変化するということだよ。
 自分たち家族にとって正しいことを家族全員で楽しむことができるようになる。」

「おじ様。それって……。
 SМとか……。そういったものとも通じるものですか?」
「真央ちゃんも、確かに話が好きみたいだね。」
「身体、重ねながら話すのって、結構好きなんです。 
 普段は聞けないようなことも、結構平気で聞けちゃうし。」
「それがSМのことであっても、かい?」
「ええ。現実は、まだ本格的には経験ないですけど。
 いつかはそういう場面も来るんだろうなとは思ってます。
 特に、お兄ちゃんは、今でも結構サディスティックだからなぁ……。」
「ああ。それはボクもそう思うよ。
 時々、隣から聞こえてくる香澄の声からも、それが想像できる。」
「あ、やっぱり聞こえてたのね?」
「もちろんさ。刺激にするって言っただろ?
 でも、真央ちゃんも、そうされて、それほどいやじゃない。
 むしろ、それを受け入れている。
 違うかい?」
「ああ。おじ様には隠しておけないみたい。
 でも、だからこそ、気にはなるんです。
 わたしはSとしてのお兄ちゃんを受け入れることができるのかしらって。」

雅和は真央の尻を試しに軽く叩いてみた。
「あん。いきなり……。」
「じゃあ、こっちは?」
「ああん。オッパイ、叩くなんて……。気持ち、いいです。」
「突然だったから?それとも衝撃的だったから?」
「どちらでも……ない、かな。」
「じゃあ、もう一発……。」
「あ、い、いい。ね、おじ、様。
 もっと……。両方とも、もっと強く……叩いて……。」
「お父さんにも、こうやって叩いてもらえばいいのさ。」
「ああん。で、でも、お父さんにはさすがにそこまでは言えないかなって……。」
真央は全身をくねらせながら、雅和の手をさらに求めてきた。

「そっか。でも、近親相姦を受け入れることと、SМを受け入れることと、
 そう大きな違いはないと思うよ。
 要は、相手と自分の間に合意があるかどうか、ということだけだ。
 特に、SМの場合は、そうした行為が駄目な人間にとっては、
 まるっきり駄目かもしれないが、
 自分が欲する以上に、相手が望む場合だってあるからね。
 そういった意味では嗜好は変わる。思考が変わればね。」
「思考と嗜好、ですか?」
「ああ。それに指向と試行を足してもいいさ。
 そもそもアブノーマル、という概念は、群れたい人間の発想だ。
 誰に対しても差し障りなく付き合おうとすれば、人間は平均値を一番大切にする。」

「でも、平均値って、決して多数ではないですよね?」
「ああ。そこの大きな勘違いというか、誤解があるような気もするね。
 仮に、Sの人間が45パーセント、Мの人間が45パーセントいたとして……。
 どちらでもない10パーセントの少数派が平均値になるわけだ。
 平均値が必ずしも普通ではない。
 ボクはそう思う。というよりも、そう思うようになった。」

「なんでもあり、なんですか?」
「そうだね。相手に無理強いをするのでなければ、なんでもありだと思う。
 例えば、今、真央ちゃんのオッパイを叩いた。
 真央ちゃんはそれを受け入れた。」
「ああ。そしてもっと叩いてと言ったわ。もっと強く叩いてと言ったの。」

雅和は真央の乳房を両手で張り手のように叩き続ける。
「ああ、おじ様。もっと、もっと、滅茶苦茶にして。」
「真央ちゃんは今、新しい自分を見つけたわけだ。
 はっきりと、自分がМだと自覚することができた。」
「ああ。だって、だって、いけないことだと、ずっと思ってきたから……。」
「お兄さんとセックスすることも、お母さんとお兄さんを奪い合うことも。」
「ああ。そうよ。あん、い、いい。もっと……。」


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