通じないパスワード-7
「どこに座るの?」
「席は特にルールないぞ」
返事したのが蓮見で、茉奈は顔色を変えず聞き流す。
座る席が定まらず、悠紀の足が止まると、茉奈も止まって……胸を触って撫でる。
茉奈が胸を見下ろすと、
「段々、手抜きになってない?」
悠紀の手首に手を添えると、持ち上げて揉ませたり――。
ここで良いか、と折り合いを付けると、
「ササが奥行ってよ。到着するまで暇だからあたしと勝負」
それだけを語る束の間にも胸を掴ませて、んっ、と声が漏れる。
席に座ると、茉奈が自身の衣装を前を開く、「胸触って、気持ち良くできたらキスくらいするよ」
移動の間、茉奈の胸を揉んで撫でて、茉奈は自身で言ったルールとしてキスを続ける。
途中、胸の快感に負けて、唇は離れてしまった。
目的地に着いてから、
「夕方頃にはまた迎えに来るね」
「こっちから連絡なしで?」