通じないパスワード-6
バランスを崩した茉奈を、悠紀が抱き止める。
茉奈も驚く反応速度で、ケガはしなかった。
「慣れない力仕事するからだよ。立てるか?」
「……うん、立てる」
支えの手を、胸へと導いて……。両手で胸を掴ませる。
「……立てるんだろ?」
「見れば分かるでしょ、支える時はここ掴んで」
説明しながら両手で胸を揉ませる、悠紀が悪戯心で乳首を指で摘まんで遊ぶ。
茉奈は気持ち良さそうに足が止まってしまう。
入口付近でのひと時。
様子を見ていた若い女性ドライバーが蓮見に目配せすると、
「行くの、行かないの?」
「出発するのも大事なんだけど……貴重なスキンシップだから」
と簡単に説明すると、女性ドライバーの服の中に手を入れて胸をそうっと掴んで遊ぶ。「少し待ってやれる?」
「私は、良いけどね」
悠紀と茉奈の二人、車内のちょっと奥へと進んで……、