前哨戦は公園露出-1
【前哨戦は公園露出】
翔と彩花。お互いに好意を持ち合っていたことを確認し、喜んだ2人だったが、今朝はいきなり急接近し過ぎたようだ。
なにせ挿入直前まで進み、辛うじて2人の母親たちに阻止されつつも、そのあとは、母親たちを交えてたっぷりと卑猥な行為を味わったのだ。
(可愛い彩花があんなにスケベ女だったとは…。だけど…)
(いつも凛々しい翔くんがあんなにエッチだったなんて…。でも…)
(うほほ♪さっき見たあの女体を毎日堪能できるんだ。なんてツイてるんだ♪おっと、ヤバいヤバい、出したばかりなのに)
(うふふ♪ギャップが堪んないよぉ♪それにさっき咥えたオチンチン、お父さんよりも硬いし〜。ああん、おまんこ疼くう〜)
登校中、それを思い返して卑猥な笑みを浮かべる2人。仲良く手を繋ぐ反対の手で、それぞれが反応を示した股間を押さえた。そのお互いの動きに釣られて、何気なく顔を見合わせた2人はハッとした。
(おいおい、なんてエロ顔をしてるんだよ)
(やだぁ、締まんない顔してるぅ)
相手の表情に驚いた2人は、繋いだ手をパッと離した。
学校での2人のイメージは彩花は清純、翔は硬派で括られている。お互いにその相手のイメージを損なうことはしたくない。
「彩花、教室ではエロいこと考えるなよ」
「翔くん、学校ではエッチなこと考えるのは無しだよ」
2人は顔を見合わせて同時に同じ言葉を口にしたが、若い思考は制御できず、直ぐに相手の顔からその痴態を思い浮かべてニヤニヤしてしまうのだった。
「ダメだぁ。彩花の顔を見てたらどうしても思い出してしまう」
翔は思い浮かべたソコ、彩花の股間に視線を下げた。
「やだ、翔くんたら、あたしのおまんこ思い出してるでしょ」
彩花は翔の視線を遮るように股間を手で被ったが、その表情は満更でもなかった。
「ソレを口に出して言うな!誰かに聞かれたらどうする。てか、彩花もさっきからどこ見てるんだよ」
彩花に倣って翔も股間を隠した。
「うふふ、歩きにくそうね」
「いいなあ、女は外からわからないから」
翔は辺りを見渡しながら、ズボンの上から肉棒のポジションを整えた。
「よし!今から意識しないように視線を外す。彩花の顔も見ないからな」
「そうね。翔くんは単なるクラスメート。オチンチンなんて見たこともないし、おまんこも見せてない」
2人は念を押して、教室の中ではこれまでのように、何気ない風を装うことを確認し合った。
しかし、精力旺盛な男女が意識しないわけはなかった。
1時間目の国語の授業中も上の空で、翔は自分の朗読の順番も気づかない。教師に呼び掛けられて、ようやく気づいても、立ち上がれる状態でなかった。
(翔くんたら、勃っちゃって立てないんだ)
彩花はそれをハラハラと見守るしかなかった。