前哨戦は公園露出-2
何とか誤魔化しながら事なきを得た。翔は休み時間になると勃起を鎮めるために、イソイソとトイレに向かった。
(やだ、もしかして、出しに行くんじゃ…)
翔の前屈みの背中を視線で追いかけていた彩花は、今朝、口に出された白汁の香りを思い返した。瞬時に疼いた股間、彩花の手は無意識にソコに伸びていった。
「くうぅ…」
指先が与える快感にトロンとし、自分もオナニーをしに行こうと思った時だった。
「あーやーか」
「ひっ!」
当然、背中から聞こえた声に、彩花はドキリとした。
「な、なに?」
彩花が慌てて押さた股間から手を離して振り向くと、後ろの席でニヤニヤしているクラスメートの優(ゆう)と目が合った。
「ゆ、優!」
「うふふ、彩花ったら見かけによらないんだからぁ」
その言葉に、彩花の顔から一瞬で血の気が引いた。
「ち、違うよ!弄ってないよ!ちょっと指先で押さえただけだよ」
「へっ?あんた、なに言ってんのよ。あたしは、 翔くんに告白したんでしょってこと聞いてんだけど」
様子の変な友人に、優は怪訝そうな表情を浮かべた。
「えっ?それなの」
「それ以外になにかあるのよ?」
「ないないない!でも、どうして告白したってわかったの?」
無意識にオナニーを仕掛けていたことが、ばれなかったことにホッとし、彩花はそれが優のカマかけだとは気づかずに、自ら認めてしまった。
「やっぱりそうだったぁ。今、翔くんを目で追いかけてたでしょ。授業中にもお互いにチラチラ視線を向けてたから、おかしいなって思ってたんだよ。で、どうだったの?って、その顔見たら聞くまでもないかぁ」
本当は下半身の疼きで火照ってるだけなのだが、まさか、今朝のフェラチオを思い出してのことだとは気づくはずはなかった。
「うふふ、これで【奥手の彩花】も汚名返上ね。でも、相手が【堅物の翔くん】だから、まだまだキスなんて無理かぁ」
最近、キスまで済ましていた優は、先輩顔を彩花に向けてニヤついた。
「そんなことないよ。今朝なんてフェラ…」
優の言葉に反応した彩花は反論しかけたが、
『女はね、普段は清楚にしてなきゃだめよ。そしてベッドで遠慮無く乱れるの。そのギャップで男はギンギンになるんだからね。見てなさい。明さん、そのギンギンしてるのを、エッチなおまんこに淹れてぇ〜』
『おおっ!智美さんのギャップは堪らんなあ』
と、最近まで清楚だと信じていた母親の智美が、翔の父親に足を広げながら言っていた言葉を思い出して、辛うじて踏み留まった。
(清楚清楚、清純清純)
彩花は既に本番直前まで済ませたことを言いたいのを我慢して、したり顔の優の言葉をスルーした。
「うふふ、まだまだ彩花には早いかな」
「そ、そうね…(翔くんをギンギンにするために我慢我慢。清楚よ清楚)」
授業が始まる直前、爽やかな表情で帰ってきた翔が、目が合った彩花に向かってにこやかに微笑んだ。
(もお!自分だけスッキリして!)
優と喋っていたため、スッキリできなかった彩花は、清楚の意識も一瞬で忘れ、種返しのつもりで足を開くと、スカートをちらりと捲って、翔に下着を見せた。
「うっ…」
若い翔には効果てきめんだった。