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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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砕かれた拳-2


(こッ…これに私をッ!?)


まだスタンガンの効果は残っている。
腕も脚も動かせぬままかずさはベッドに乗せられ、手首と足首には硬い黒革の枷が嵌められてしまった。


(やめなさいッ!?あ、脚ッ…駄目ぇ!お願い動いてぇッ!)


意識はあるのに身体が動かない……パクパクと金魚のように動く唇からは不明瞭な呻き声しか漏れず、ギョロギョロと忙しなく動く眼球には、耐え難い恥辱へと続く作業が虚しくも映し出されたまま……。


(こ、こんなッ…嫌よこんなのッッッ)


あまりの恥ずかしさと悔しさに、たちまちにかずさの顔面は紅潮した。
手首に嵌められた枷には青いゴムチューブが結ばれ、それは鉄パイプの中ほどに付いた金具へと結えられた。
そして足首の枷は麻縄で先端の金具へ、幾重にも巻きつけられて緊結されてしまった。

もはや手も脚も左右に吊られてしまっている。
足の裏は壁に向かい、前腕は膝裏に密着して開脚の手助けまでする有り様。
肌色のストッキングから透ける淡いピンクのパンティは男共の視界に収まり、隆起した恥丘の形も尻の豊かな肉感も露わにしている。

かずさの柔らかな股関節が災いして開脚の開度は凄まじく、タイトスカートなど腰まで捲れて下半身を僅かにも隠してもいない。
更にかずさを追い込むように、カメラマンの存在にも今になって気づいた。
視覚から得られる情報を冷静に判断出来なくなるくらい、かずさは焦ってしまっていたのだ。


「くはッ…や…めなさ…いぃッ」


長いアームのついたスタンドに小型のカメラが付けられ、それはかずさの顔を真上から見下ろすように設置された。
気がつけば股間と高さを合わせた定点カメラも追加され、やたらと眩しいスポットライトまでもが開かされた股間を直撃してくる。
その光量に恥丘はチリチリと熱を帯びてきていた。


『皆さん、この顔と名前に見覚えありませんか?そうです。あの美少女空手家で一躍有名になった奥村かずさですよぉ〜?』

「ッ!!??」


男はいきなりかずさの名前をカメラ目線で喋り、盗み取った免許証まで見せて本人である事を殊更に主張した。
そして二ヶ月後に挙式を控えている事までも嬉々として話し始めた。

なんとしても止めなければ……。

乱れる呼吸を必死に整え、まだ痺れが残る腕と脚に全力を込める……鍛えてきた肉体の実力を発揮するのは、今を置いて他にあるまい……。



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