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癒してカッコウ
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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成井晴子-2

「で、大勢いるとこで言えない話ってなんですか?」

「河口くん、貴方クビよ!」

「はあぁ??急に何言ってるんですか!俺何かミスやらかしました?」

「胸に手を当てて考えて見なさい。貴方がこの工場でしてきた行為を!」

俺は胸に手を当ててしばらく考え込む。

しかし特に何も心当たりがないんだからしょうがない。

目をあちこち泳がせながらひょっとこ面みたいな顔をしてると

晴子はイライラして耐え切れないといった表情になり

強めの口調でまくし立てた。

「うちの工場は貴女もよく知ってる通りパートの主婦達でもってるわ。

だけど彼女達にも家庭があって、家庭の事情によってはパートを休んだり

辞めたりするのも致し方ないわ。それには私も社員も理解を示しているの」

「はぁ・・その事と俺がクビになるのと何の関係があるんですか?」

「最近になって、そう、貴方がここで働くようになってから急に辞める人が続出したのよ」

「えぇ?俺奥さん方が辞めたくなるような行動なにもしてませんよ?」

「その逆なのよ!圧倒的に女性が多い職場に貴方みたいな若くて今風の男性が来たから

パートのみんなも明るくなって工場に活気が出来たわ!

何よりも仕事の効率も上がった。みんな楽しみながら作業をするようになったからね」

「なーんの問題もないじゃないですか」

「だけど!近頃やたら同時期に辞めてく人が増えて業務に支障が出始めたの・・」

「それが俺とどう関係するんですか?」

「この前、辞めた人達にたまたま会ったの。みんなお腹が大きくなってたわ。

そして今この工場で働いてる人達の中にも、やけに顔色悪そうにしていて

作業中に吐きそうになる人やトイレに非常識な頻度で駆け込む人が増えた。

休憩室はみんなが持ち込んだ柑橘類の甘酸っぱい匂いが充満してるし

商品にならない不良品のパンは残さず持ち帰るように・・まぁこれは良いことなんだけどねっ」

彼女が話す間中俺はしきりに目を泳がせながらうんともすんとも言わずにいた。

「それで今日もまた!数人辞めたのよ!

理由を聞いたら貴方・・皆まで言わないけどとんでもない事をしでかしてくれたのね」

「なんの事やらさっぱり。晴子サン・・貴女疲れてるんですヨ」

「しらばっくれないで!とにかくこれ以上貴方に居て貰ったら

工場が稼働しなくなるから私物を整理したら出て行ってね?

今日までの給金渡すから最後に事務所に寄って・・」

「待って下さい!俺に、俺にチャンスを下さい!」

一方的な決定言い渡しに俺は食い下がった。

こんな人妻で溢れた職場でのバイトなんて

そうそうありつける・・いや見つかるもんじゃない。

そもそも俺は金のために働いてる訳じゃないのだ。

ただ、日常に疲れた奥様方を癒したい一心で・・

「何を今さら、これは決定事項です」

「貴女は・・貴女は何も分かっちゃいない!」

「なんですって?」

「他の人の、家庭やパート先でのすれ違い、疲れ、悲哀・・何も理解していない!」

「ちょっと!私は・・」

「俺は貴女たちを癒すためにここに居るんだぁぁぁ!」

そう叫びながら俺は晴子を宿直室のベッドへ押し倒し

服を器用に脱がせていった。

晴子は一瞬驚いた様子だったけど

すぐに毅然とした態度に戻り

「そう、だったら見せて貰おうじゃないの。貴方の主張する癒しとは何なのか」

「俺は、晴子さん貴女の事もきっと癒してみせる!

そのルール至上主義に凝り固まった心を解して、昇天させてみせる!」



中ボスにでも臨むような覚悟で

河口は裸にひん剥いた成井晴子の身体を自身の身体と連結させるのだった。




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