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揺れママ
【熟女/人妻 官能小説】

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揺れる身体-8

今日は姫香を先に迎えに行く日だ。
迎えの準備をしながらふと鏡に映った自分の顔に目をやる。

いつもより肌にハリがあってつやつやしてる。
昨日は熟睡できたからか今朝起きたら全身スッキリしてて頭もやたら冴えていた。
なんか、すごく調子が良いかも。

考えられる原因は一つだった。
(昨日の・・)
久しぶりの性生活。
本来ならば夫と分かち合うべき夫婦生活の産物。
それなのに赤の他人と、しかも予告なしの交通事故的なセックスによって
それまで一度ももたらされた事のないレベルの快感と満足感を得たのだ。
苦笑しながら準備を終えた私は軽やかな足取りで姫香の幼稚園へ向かった。

幼稚園の先生や他の父兄に挨拶を済まし姫香を連れて翔也の保育園へ向かう。
昨日より少しだけ遅い時間に来たからか殆どの園児は帰った後で
残っていたのは翔也と陸くんの他には2,3人だけだった。

「あらまぁ翔也くんママこんにちは。」
「こんにちは。お久しぶりです。」

この人は確か南くんのお婆ちゃん。
いつも遅い時間に迎えに来るからあまり顔を合わせる事は無いのだが
今日は珍しく合うことができた。
とても明るくて人懐っこいお婆ちゃんなんだけど・・

「あらあら、翔也くんママってば今日は何かお綺麗ね。」
「はぁ、ありがとうございます・・」
「あ!普段もとっても綺麗なのよ?けれど今日はなんだか、うふふ
来年は翔也くんにも弟か妹ができるのかしらね?」

そう・・悪気はないのだろうけど
さすが年の功とでも言うべきか勘がとてつもなく鋭いのだ。特に夫婦生活絡みで。
少しだけ引きつった顔で愛想笑いをしながら翔也の帰り支度を整えていると

「あ、パパー!」

陸くんパパの田代俊己がお迎えにきた。
背の高い俊己さんはスーツ姿も様になっていて
ママ友達の中にファンがいるのも確かに頷ける。

ふと昨日の夢を思い出す。
夢の中で私に愛の誓いを乞う彼の姿を思い出し
照れて顔が赤らんでしまう。

「あ、陸くんのパパこんにちは。」
「・・・・。」

俊己さんは挨拶に応えることなく私を一瞥して通り過ぎた。

(はぁぁ??)
無視された形になって怒りが湧き起ったけれど
普段ならこっちだって別に気にしないのだ。昨日あんな事がなければ。

「ほんとう男前だけど愛想が無いわよねぇ。あんなだから奥さんも・・」
「はは・・べ、別に気にしてないですから。」

南くんのお婆ちゃんからしたらフォローのつもりだったのだろう。

「あんな不愛想な男だけど、体中から生命力がみなぎっているのよね。
翔也ママも気を付けなさいな。あなた今繁殖期に入ってるみたいだから
ああいう生命の輝き放ってる人に付け入られるかもよ。」

言い終えて流石にハッとなった様子の南くん祖母だったが
もはや直美には聞こえていなかった。
それより直美は悔しさと虚しさと切なさが綯い交ぜになった自分の心を整理できず
姫香が翔也の手を引いてくるまでただ硬直していたのだった。



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