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揺れママ
【熟女/人妻 官能小説】

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揺れる身体-2

テーブルの上にはおそらく陸ママが置いて行ったであろう化粧品が散らばっていた。
翔也と陸くんはこれでお互いの顔を塗りたくっていたと思われる。

ひとしきり整理が終わり、足場は確保されたものの片付いたとは到底言い難い。
そもそも他人の家に上がって勝手に掃除し過ぎるのも気が引けるし
そんな事をしてあげる義理も責任も無い。

それに、正直私は陸くんパパの俊己さんが苦手だ。
他のママ達はハンサムな俊己さんの事をよく話のネタにして盛り上がっていたけど
なんていうか・・シャープな目に細く高い鼻、薄い唇で浅黒い顔の俊己さんは
どことなく全体的に尖っているようにも見えて情のない印象を受ける。

それと、いつだったか幼稚園の花壇で翔也と植物の世話をしていたら
しゃがんでいた私をじっと見つめる俊己さんの突き刺すような視線に気付いた。
私の背中からお尻までのラインを品定めでもするようになぞる彼の視線。
その瞬間、身体の奥から危険を知らせる本能的な警鐘が鳴るのを感じた。

彼とあまり関わらない方が良い。
自分の中の本能がそう語りかけてくる気がして以後彼をなるべく避けていたのだけど
ここ最近は息子同士の仲がよくなってしまったため自然と話す機会も多くなっていた。

(明確な理由もなく人を悪く思っちゃダメよね。)
散らばっている衣服類をたたみながら必要以上に警戒心を持っている癖に
彼の家で頼まれてもない事をしている自分の行動に皮肉を感じ苦笑いする。

「ママー、翔ちゃんの全然落ちないー」

姫香の声で我に返り顔を向けると
翔也と陸くんの顔をタオルで拭いてあげていた姫香が
疲れた形相で近寄ってきた。

「ああ、タオルで拭っただけじゃダメよ。」

翔也と陸くんの顔は各種化粧品が滲んでカラフルになっていた。
(さすが4歳児の肌!化粧の乗りが良いわね。)
などと感心していたが、このままじゃ連れて帰れない。

非常に気が引けたものの、わんぱく坊主二人をお風呂をに入れる事にした。
ちょうど立て続けに家事をこなして私も汗かいてたのもあるし・・

「姫香ー、ママこの子達お風呂に入れるから誰か来たらすぐに教えてね?」
「うん!あたしテレビ観たい!」
「良いけど、あんまり近くで観たら駄目よ?すぐに洗って出てくるからね。」

風呂場の脱衣所で子供たちを脱がせ、私も服を脱いでいった。



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