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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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仮想通貨-1

翌日、マギーと華英は常磐銀行本店に出向いた。以前話を聞きに来た時の矢島洋一課長にアポを取った。
「ご無沙汰してます。何か事件の進展はありましたか?」
挨拶代わりにそう話して来た矢島。正直捜査は行き詰まっていたが、グルなら矢島、もしくは銀行の誰かがREVOLUTORと繋がっていれば、話した内容は伝わるだろうと考えたマギーは嘘をつく。
「はい。色々と分かって来ました。その中で私はビッツコインが大きな鍵を握ると思ってます。」
「そうですか…。ビッツコインを扱う側の人間としたら、悪事に使わないで欲しいところなんですが。」
「お金は人間のあらゆる欲望の根源です。我々の生活の基盤であり、また欲望を満たすのに必要不可なもの。お金もビッツコインも悪くはありません。あくまでそれを使う人間の問題ですから。」
「そうですね。どうぞおかけ下さい。」
3人は椅子に座る。

「ちょっとお聞きしたいのですが、千城で1番ビッツコインを所持しているのは誰ですか?」
マギーはズバリ聞いた。
「あまり個人情報を開示するのは良くないんですが、捜査なら仕方ありません。少々お待ち下さい。」
矢島は席を立ち応接室を出る。すると上司である柳川春樹と言う53歳の部長とともに戻って来た。
「部長の柳川です。ビッツコイン所持者のリスト開示を認めました。ただし通常は個人情報を出すのは固く禁じておりまして、私が同席する事を条件とさせていただきます。」
「構いません。ありがとうございます。」
「ではどうぞ。」
柳川はリストをマギーに手渡した。マギーは机の上にリストを開いた。
「1番は高島謙也、2番は佐川明子、3番は小渕愛子、4番は高島広徳、5番は高島美琴…。5番までの中に高島一家が3人も入ってるんですね。」
「ええ。高島謙也様はビッツコインの先駆者と言ってもいいですから、当然と言えば当然だし、余りに余ったビッツコインを美琴様と広徳様に分けたとしたら、こう言う結果になっても当然かも知れませんが、広徳様は学生ですし、ほんの一年まではリストにも乗りませんでしたが、ここ一年で資産をグッと増やしましたね。ですから謙也様から分けて貰ったと言うより、ご自分の力でここまでビッツコインを増やしたと言ってもいいてしょう。このペースで行くと、お父様を抜く日もそう遠くはないかも知れませんね。美琴様もネイルサロン経営が順調てすし、凄い一家ですよ、高島一家は。」
「そうですか。2番目と3番目は佐川明子と小渕愛子。」
「得に佐川明子様は城南市でビッツコインを広めようと一生懸命でしたから。それにかなり勉強してましたし、ノウハウはかなり持ってますからね。小渕愛子様と結託してビッツコインを増やしていたのではと思います。」

「しかしビッツコイン所持者ベスト5がいずれも捜査で名前の上がってる人物とは…。やはりビッツコインが今回の事件の鍵を握りそうだわ…。」
マギーは矢島と柳川に聞こえよがしに、独り言っぽく呟いてみせた。


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