欲情の赴くままに-1
顔を離しても漂うほど、すぼまりの向こうの女性器がイヤラシイ匂いを放っていた。その香しい匂いに誘われ、僕はパジャマをずり下げる。下着から跳ね上がるようにして、僕の陰茎は飛び出した。反り返り上を向く陰茎の根元に手を添え、濡れそぼつ芳恵の中心に突き入れた。
「あうっ・・・」
芳恵が一瞬身をのけぞらせ、上体を跳ね上げた。そしてゆつくりと布団に身を伏せ、突然に始まったセックスの快感に、身構える。
僕はゆっくりと抜き身を彼女の中に突き入れ、狭い膣のせめぎ合いを通って、奥の奥へ届けとばかりに貫いた。
「うっ、うっ、ううっ、イイッ・・・」
芳恵を背後から犯すたび、彼女は呻き続ける。下着を身に着けたままの女体を背後から貫くことが、僕の興奮に拍車をかける。レイプしているような気になっていた。
興奮が僕の腰の動きを加速させ、やがて激しく腰を前後に振り出した。パン、パン、パン、とこ気味良く、僕のふとももと芳恵の尻の打ち合う音が部屋内に響く。芳恵は声を忍ばせ咽び泣く。そのシチュエーションが、芳恵を支配し、犯しているような錯覚を産み、その興奮に何も考えられなくなった。
芳恵が何度か反り返り、カラダを痙攣させていた。僕は僕で、次第に高まる射精感が募ってゆくのを愉しんでいた。やがて、腰だまりが熱くなり、我慢するのも限界になる。僕は腰を大きく引いて、芳恵の中に撃ち込むように深く刺し、貫きながら、射精の瞬間のタイミングを計る。そして最後、芳恵の中に深々と突き込むや、彼女の奥に痺れるような快感とともに数度、白濁を放った。