美琴 7-3
「ここが閉店したら
会えなくなるね……」
「友達がここの近くのソープに
出稼ぎで来てるけど
なかなか一緒にならないねって
話してたの
そっちに行くかな…」
少し沈黙する。
「俺さ官能小説を書いてみようと
思ってるんだ♪
あにーさんは文学少年だったのw
中学生の三年間で
3000冊は読んだかな」
「すごーい!先生じゃん?」
「いやいや、素人だし…
でも何かしたくて
それでちょっと
書いてみたんだけど…
読んで感想聞かせて
貰ってもいいかな?
加納貿易って作品なんだけど…」
処女作加納貿易エピソード1の
プリントアウトした物を
ファイルに入れて渡す。
「後で読んどくね♪」
「ありがとう♪」
時間がきてしまう。
俺は自分でシャワーを浴びて
服を着る。
靴を履くと
コスプレのミニスカートから
お尻が見えた。
「あら?パンツは?」
「いいの♪」
そのまま
お別れのキスをして
ノーパンのまま
お見送りをしてくれた。
その日の日記には
コスプレの写メが載せられていた。
ラインでも
写真を送ってくれて
俺は言い表せないほどの
幸せを感じていた。