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「お気をつけて」
【学園物 官能小説】

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登校時-2

 ある日、下校途中の僕は誰かにドシンと体当たりされて、建物と建物の間に連れこまれた。

 (え……?)僕の身体をつかんでいたのは、あのお姉さんだった。お姉さんは僕を建物の壁に突きとばした。

 「お前……」お姉さんは僕に近づいた。「いつも思ってたけど、なんで私から目をそらすの?」
 あのお姉さんとは思えない口調だった。僕は何も言えなかった。

 「どうせ……」お姉さんは拳で、僕のおでこを軽くグリグリした。「どうせお前にとって私は『不純なオンナ』に見えてるんだろ?だから私を避けてるんだろ。」
 ……図星だった。何も言えずにいる僕の前で、お姉さんは制服のスカートをめくりあげた。

 (!)僕は思わずそのスカートの奥に顔を寄せてしまった。
 「どう?」お姉さんは腰を突きだした。「どうせお前のことだから、私がここにタトゥー入れてるとかピアスしてるとか思ってたんだろ。」

 ……図星だった。でも僕が思い浮かべてたのと全く違う、なめらかな陶磁器のようなワレメがそこにはあった。
 「……まあ、ここはすでに、オトコの指を知ってるけどな。」
 お姉さんの言葉に僕はふと(やっぱり……)と思った。

 「勘違いするなよ。」お姉さんには僕の考えが聞こえてるんだろうか。「オトコと言っても、弟だけどな。」
 お姉さんは僕にワレメを見せつけるように座った。
 「私、お前と同じくらいの弟がいるんだけど、そいつが私が寝てるスキにおっぱいやらお股やらをいじりに来るの。」
 僕は、初めて見るホンモノのワレメに夢中でその話があまり耳に届いてなかった。

 お姉さんはワレメを指で示した。「……てよ。」
 「え?」僕が聞きかえすとお姉さんはねっとりした口調で言った。
 「だからー、ここを舐めてよ。お前なら出来るでしょ。」

 僕はお姉さんのお股にかぶりついて、ワレメを舐めはじめた。もちろんこんなこと初めてだ。ワレメはオシッコのニオイがしたけど、それは臭さではなく奥深い匂いだった。
 そのオシッコのニオイをかき消す、苦いニオイがただよってきた。
 僕が顔をあげると、お姉さんはいつの間にかタバコをくわえて、僕の顔に向けて煙を放っていた。
 「へへっ、ションベンのニオイ消しだよ…… それだけじゃなくて、タバコ吸いながらワレメ舐められるの、やってみたかったんよね。弟にはとても、こんな姿見せられないもん。」

 (ふーん…… 弟はダメでも僕ならいいのか)
 僕はやっぱり、お姉さんは「こんなオンナ」だったのかと思った。だけど、こんなオンナだったことを知って僕は初めてお姉さんを好きになった。僕は舌を一段下げた。

 「こら…… こら……っ」お姉さんの声がゆるんだ。「そんな…… お尻のアナなんか舐めないでよ……」
 お姉さんの手足がだらしなく垂れる。
 僕には見えないけどお姉さんはその時、僕が夜にまぶたの裏に描いてた、あのあえぎ顔になってたのかも知れない。
 


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