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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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鈴木家での出来事 1-7

敏明は珍しくドキドキしながらそのタッチを待っていた。
「さあ、形は似ていると思いますが、
 女性がどう感じるかはそれぞれだと思いますので、何とも……。」
「じゃあ、確かめてみてもいいかしら?」
明日香が悪戯っぽい目で敏明を見た。

「でも、父のを見たのって……。」
「そうね。最後に見たのは……。
 もう何十年前かしら。
 もちろん、触ったのも、味わったのも、その時が最後。
 もうずっとずっと昔のことよ。」
「だったら比べられないんじゃないですか?」
敏明は一番単純な疑問を明日香に問うた。

「ううん。そんなことはないわ。見たらすぐにわかると思う。
 って言うか、すぐに思い出すと思うわ。
 だって、わたしにとっては初めての男の人のものだったんだもの。
 今でも覚えているわ。最初に見た時?ううん。最初に触った時かしら。 
 そう、こうやって……。学生時代は脱げるような場所ばかりじゃなかったのよ。」
明日香は敏明のズボンのチャックを開けると、
そこから右手をズボンの中へ忍び込ませてきた。

「うわっ。そんな風に触られるのって、なんか、新鮮な感じがします。」
「冬の夜の公園。手が冷たくて……。
 ほら、ここはこんなに暖かいでしょ?
 手の冷たさにビクッてしてたこと、今思い出しちゃった。

「手の冷たさ?そうか。外にいて、急に手を入れられたら、確かにそうですね。」
「なんだ。敏明君。冷たい手で触られたこと、ないの?」
「いや、冷たい手で、と言うよりも、もしかしたら初めてかもしれません。」
「初めて?」
明日香は驚いて敏明の顔を見た。

「はい。あ、いや、触られるのが初めてっていうことじゃなくて。
 そんな風に忍び込んでくるのは初めてかなって……。」
「えっ?それってどういうこと?」
「あの、ボク、初めての相手は母親でしたし。
 その後も、二人の姉が相手で。
 4人目が同級生の真奈美っていう子で。
 初めての時もそうでしたが、大抵裸から始まるんです。
 って言うか、着ててもすぐに脱いじゃうって言うか。
 タッチも間接的なモノってほとんどなくって、
 直接的なタッチから始まることがほとんどだから。」

「あっ、もしかしたら、自分の家でしかしたことないんでしょ?」
「はい、そうですね……。外とかではないですし。
 大抵……。いや、いつも自分の家、だけですね。
 あ、触ったりとかは家以外でもあるけど。」
「だからだわ。隠れてこそこそとか、人に見られないようにとか、
 そういう経験がないのね。
 ねえ、麗子さん。聞いてらした?」

未来と競うようにしながら田辺のペニスをしゃぶっていた麗子は、
突然呼びかけられ、慌てて田辺のペニスを口から出し、明日香の方を見た。
麗子の顔は明らかに狼狽していた。
「あ、ごめんなさい。そんなつもりじゃなかったのよ。」
明日香は自分の突然の一言で麗子が遠慮したのだと思った。

「ううん。わたしこそ、なんの予告も無しに田辺さんのをしゃぶったりして……。」
「それは別に構わないのよ。
 それよりも、これって、これからのことを考えたらまずいんじゃない?」
「これって?」
「敏明君のことよ。今まで服の上から触ったりさらわれたりしたことがないって。」
「えっ?あ、ああ、そういうこと?」
麗子には明日香の言っていることの意味がすぐには分からなかった。

「だって、相手がいつもいつも身内とは限らないんだし。
 通学途中で彼女とどこかの公園で、なんていう時、
 あけっぴろげじゃできないし、
 すぐにパンツ脱ぐわけにもいかない時も、場所も、あるんだから。」
「こ、困ります、かね?」
麗子よりも素早く反応したのが敏明だった。
敏明は明日香の指摘にかなり動揺した。

確かに言われるように、敏明の場合、互いが全裸の状態から始めることが多かった。
相手が母親だったり姉たちだったりの場合、いきなり、直接と言うことがほとんどだ。

真奈美との関係にしても、最初は真奈美を検査する目的だったから、
下着の上から愛撫するようなこともなかったし、
敏明も自分から全裸になって真奈美の検査や診察をしたのだった。

敏明の身体に特殊な症状が現れてからは定期的に真奈美に治療してもらってきたが、
その時も、敏明は全裸になってベッドの上で真奈美を待っていた。
真奈美も当然、治療の時は全裸になって部屋に入ってくる。

「えっ?じゃあその女の子も、服の上から愛撫されたりってことはないわけ?」
明日香は不安そうな顔で畳みかけてくる。
「ええ。真奈美も……。多分、相手はボクたちだけですし、
 この家だけでだと思います。」

麗子が突然思い出したように敏明に言った。
「あ、そうだわ。雅和さんは、あ、真奈美のお父さんですけど……。
 雅和さんとの時はどうだったのかしら。
 真奈美ちゃんとするとき、お互い全裸から始めたのか、
 それとも、服を着ていたのか。」
「さあ、さすがにそこまでは聞いてないけれど。」
母親の質問は敏明にとっても、あまりにもプライベート過ぎた質問だった。

敏明と明日香は行為を中断し、向き合ったまま黙り込んだ。
聞き耳を立てていた紗理奈や美奈子も心配そうに敏明の周りを囲んだ。

そこへ、征爾が地下室かカメラと録画のセットを終え、戻ってきた。
「あれ?どうしたんだい?」
「あ、あなた。ちょっとした問題というか……。」
麗子は敏明と明日香の話をかいつまんで征爾に伝えた。

「……。なるほど。確かに言われてみればそうだ。
 盲点だったなあ。
 確かにわたしたちは、
 改まって相手の服を脱がせるというような行為から、
 事を始めることは、ほとんどないからなあ。
 敏明が経験がないということは、恐らく真奈美ちゃんも経験がないだろう。」


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