アナルヴァージン喪失 (5)-4
「ゆ、ゆき……ご、ごめん……」
人の妻にチンポ突っ込んで放尿しておいて、口先ばかりのごめんで許されるわけがないだろう。
「ケホケホ……ううん。いいの」
え? よくないだろう。
「まさかゆきから咥えて飲んでくれるなんて思わなかったから、俺びっくりして動けなかった」
え?
「うふふ。ゆきも自分でびっくり……」
「いつもああいうことしてるの?」
「まさか。一度もないよ」
それはそうだろう。じゃあなぜ?
「Fくんのおちんちんから何かが出てきたとき、最初何がなんだかわからなくて……お顔におしっこかけられてるって気がついたとき私も混乱して固まっちゃった」
「あの瞬間、二人で固まったよね」
「うん。おしっこ浴びてたらだんだん頭がぼーっとして体が熱くなって匂いもすごくて自分がすごく惨めになって、でもなんだかあったかくて少し気持ちいいなって思っちゃったの……」
「そうなんだ」
「……気がついたらお口開けておちんちん咥えてた……喉に流れてきたおしっこも自然に飲んじゃってた……」
「あのときのゆき、ヤバかった……」
「自分がどうしようもない汚い女になった気がして、でもすごく興奮したの。なんでだろう?」
「ゆきドMだと思ってたけど……まさかここまでとは」
「だって、おしっこ飲んだらますます興奮してきちゃったんだもん……」
「あぁあゆき……!」
Fのうめき声とともに聞こえてきたのは、優しくペニスにキスをする音だった。チュッチュチュッチュと愛おしそうに肉棒に唇を押し付け、やがてまた口に含んでペロペロ、ジュルジュルと陰茎を吸い上げる音。もう苦しそうな声は聞こえてこない。私の妻が、愛情を持ってFのペニスを口に含んでいる。
「うふふ。なんだか大きくなってきたよ。Fくんの生チンポ……キャァ……っ!」
パンパンパンパンとものすごい勢いで妻が犯される音。女の声を発してよがり狂うゆき。小便にまみれ、ありとあらゆる体液にまみれてまたまたセックスを始めた二人。献身的な飲尿フェラチオ奉仕が実ってまさかの復活を遂げたFのペニス。
「ゆき…………!」
「Fくん…………!」
ジュルジュル、ペロペロ、汚らしくキスしている。
「あーーもうわけがわからない! ゆきをめちゃくちゃにしたい!」
「うれしい! めちゃくちゃにして! おまんこ気持ちいい! もっとして!」
変態的で異常なシチュエーションに二人とも歯止めが効かない状態になっている。
「ぁあああそこ気持ちいい! もっと突いて! ゆきの臭いまんこ、生チンポでいっぱい突いて!」
「こんな臭いチンポでいいの?」
「いいの、臭い生チンポ大好きなの……! Fくんの臭い生チンポでゆきの臭いまんこ犯して!」
「その臭いまんこ、もっと臭くしてやるよ」
「ぁあぁん! Fくんそんなとこ触ったら……! あぁん! おしっこ出ちゃう!」
「ここ? ここ触ると出ちゃうの?」
「だめぇ! あぁん! 出ちゃう! ほんとにおしっこ出ちゃうぅぅ……!」
「いいよ出して! 挿れたままおしっこして! セックスしながらおしっこ出して! ゆき!」
「ぁああああ出ちゃう、出る出る出る出るごめんなさい、ホントにいいの??? 出ちゃいます……ぁあああ!」
「いいよそのまま出して! あーすごい! ゆきがこんなこと……! 信じられないよ!」
「ぁあああああーーーーだめだめだめぁああああああごめんなさいごめんねごめんね出ちゃいます出しますぁあああああ!」
ブジュ、ブジュブジュ、ブジュジュジュ――。
二人の身体に挟まれているせいか、変な排尿音がする。
「ぁあーーーすごい匂い、ゆきのおしっこの匂いたまらない!」
「ぁあああごめんなさい! おまんこもっと臭くなっちゃう……でも気持ちいいの! ぁああ! 気持ちいいよ!」
「あーやばい頭がおかしくなる! おしっこまみれでゆきとセックスしてる!」
ビチョベチョ、ビチャブジュジュ、ピチャピチャ――。
パンパンパンパンパンパンパンパン――。
不潔な男女が不潔な舌を絡め、排泄物にまみれてセックスしている。
「ぁあああ舐めないで! 汚いから! ぁああだめイッちゃうぁああ舐めないで! ぁあああイクイクイクイクぁあああ!」
もはやどちらのものかもわからない小便を舐めあい、舌を絡ませながら何度もオーガズムに達するゆき。浴室の中はとんでもない悪臭で満たされているに違いない。つんとした刺激臭に脳をやられてセックス廃人になってしまった妻。こんなバカ女に今後どれだけ「愛してる」と言われたところで気持ち悪いだけ。肛門を掘られるのが大好きな排尿飲尿性処理便器。精液も小便も、男の好きなときに好きな場所に出されて汚されてアヘ顔で喜ぶビッチ妻。十五年間愛し続けた女のあまりに悲惨な末路。
テレビ画面に大写しになっている清く正しく美しくを絵に書いたような清楚OL。この美人が不倫して肛門を捧げ、小便にまみれ精液にまみれ、年上のエロおやじに自らの熟れた肉体を無料で提供し、ひたすら犯されイかされ続ける姿など、だれが想像できようか。これほどの美貌を、汚れた中年男性を四回も勃起、射精させることに使ってしまったゆき。そんな愚かな女を妻として永遠の愛を誓ってしまった自分が情けない。
私は泣きながら射精した。射精して、抜け殻となった。
風呂場からの妻の嬌声は止むことなく、放心状態となった私の耳にいつまでも聞こえ続けた。