盗聴器-3
緒方達が、
『了解』
と各々の返答してくる。悠子は、
『瀬戸さん、男の位置は?』
と尋ねる。瀬戸は、
『男は今、奥のアパートの方に曲がりました。』
と報告する。悠子は、
『設置班は、手前のアパートの通路からアパート入り口に向かって下さい。』
『中間地点担当班と山田君は、戻って下さい。』
と指示した。捜査官達から、
『了解』
『主任、了解です。』
などと返事がくる。悠子は、
『フゥー』
と息を吐いた時、櫻井が部屋に戻る。櫻井が話し掛けてくるのを手で制し、
『少し、待っていなさい!』
とピシッと言う。櫻井は、黙って頷く。悠子は、
『篠山から全員へ、暫く待機。』
と指示する。捜査官達から同意の返答が来た。監視画面を見ながら、ハンディカムが載った三脚の近くに置いてある黒い箱を開ける。
スイッチを入れ、ヘッドホンを取り出し頭に装着する。画面を見ると男がアジトの部屋に入ろうとしている。
アジトの部屋のドアが閉まり、かすかに音が聞こえる。増設したドアを開けている様だ。結構、音が聞こえる。
ドアを開けて、引き戸の鍵穴に鍵を入れている音だ。中に入ると明瞭に音を盗聴器が拾う。
足音、椅子に座り座席の軋む音、息使い、テレビを点け昼のバラエティ番組を見てる様だ。
悠子は、ヘッドホンを片耳だけ当てスマホを取り出し話し始める。
『篠山です。設置完了しました。はい、音声は明瞭に聞こえます。今の所、アジトの被疑者は疑っていません。念の為、後1時間はこちらで待機します。はい、了解しました。』
と通話を終えるとインカムのスイッチを入れ、
『全員へ、篠山です。設置に問題ありません、音ははっきりと拾えています。』
『設置班は、本部に戻って下さい。緒方さんはデジカメの解析をお願いします。技術部のお二人、ありがとうございました。』
と言うと緒方から
『主任、了解です。3人で戻ります。本部に戻り次第デジカメを解析します。』
と返事がある。技術部の捜査官達からも、
『こちらこそ、ありがとうございました。』
などと返事がある。悠子は、
『他の捜査官、中間地点担当班と山田君は車両にて待機して下さい。念の為1時間、様子を見ます。』
と指示する。捜査官達から、
『了解』
と各々の返答がある。
悠子は、おもむろに近くで座っている櫻井に目をやる、
『先ず最初にお礼を言わせて、ありがとうございました。』
『結果的にあなたのお陰で時間稼ぎが出来て任務が成功したと思う。』
『でも、どうしてあんな事を?』
と聞く。櫻井は、
『あの男は顔見知りだし、俺なら何とか出来ると思ったのさ。』
と話す。悠子は、
『下手すれば、私達の任務を台無しにする恐れが有ったわ‼』
『それに一番強調しておきたいのは、あの男は詐欺グループの一員なのよ‼』
『あの男は大人しそうに見えたけど、実際はどんな人間か分からない。』
『武装していて、あなたを敵だと見做したら攻撃するかも知れないの!』
『一般民間人が関わって良い人物じゃない。』
と櫻井を見据えて叱る様に言う。櫻井は悠子の勢いに気圧され戸惑っている。櫻井は、
『悪かった、勝手な行動をして。』
とこの男にしては珍しく殊勝に謝ってくる。悠子は表情を和らげ、
『もう二度としないで、危ないわ。』
と諭す様に言う。それからヘッドホンを頭に付け直して聞く。アジトの男は、テレビを見ながら昼食中の様だった。
悠子が、
【お腹空いたな、早く昼食にしたいわ。】
と思っていると、横に気配がして櫻井がいつの間にかいる。櫻井の手が悠子の胸をまさぐる。悠子は、
『駄目、やめて。』
『1時間もしない内に代わりが来る。』
『帰らないといけないの。』
と櫻井の手をどけようとする。櫻井は悠子の邪魔する手を押さえて、ブラウスのボタンを外す。
そして、ブラのフロントフックを外し溢れて来た豊満なオッパイを揉みしだく。悠子が口を覆い声を我慢する。
櫻井は、乳首を口に含み音を立て吸い上げ、もう一つの乳首を擦り捻る。悠子が喘ぎながら、
『本当にやめて、時間が無いのよ。』
と言うと櫻井が、
『仕事中のお前は、毅然としていて凛々しい。グッと来る。』
と言いながら悠子のスカートを捲り、パンストとパンツを一気に脱がせる。
悠子の股を開き、マンコを音を立て舐め出す。悠子は喘ぎ声が激しくなりながら、
『本当に駄目よ!』
『みんなにバレちゃうよ。』
と言う。でも悠子は自分が本気で櫻井をやめさせようとしていない事を自覚していた。櫻井は、
『お前が俺の物だって言いたい気分だ。』
と言いながら、悠子のスカートを脱がせ四つん這いにさせ、バックからチンポを入れる。悠子は必死にヘッドホンの音に集中しようとしていたが、
【大きい!硬い!】
【こんな櫻井のチンポ、初めて!】
【私の仕事を見て興奮したの?】
【何故、興奮するのか解らないわ。】
櫻井がすぐに激しく動かすと、悠子は
短く声を上げ絶頂する。櫻井が、
『糞ぉ!』
『出ちまう!』
と叫ぶと悠子のマンコから慌ててチンポを抜く、悠子は体を櫻井に向き直り櫻井のチンポを自分の顔に向ける。
『汚れるぞ!』
『時間が無い!』
と櫻井が言うと悠子が、
『良いの!』
『掛けて!』
と顔射を望むが櫻井は悠子の口に突っ込み、これまでに無い量の精液を流し込んできた。悠子は、
【凄い量だわ!】
【顔に掛け無かったのはヘッドホンや服が汚れると思ったからなの?】
と思いながら音を立て飲み干す。