朝の前哨戦-4
「だ、ダメだ、出るっ」
翔は手を伸ばして彩花の顔の動きを封じた。
「ちゅぽっ…口に出してもいいのよ」
彩花は翔に顔を向け、唾液とカウパー液に濡れた唇をぺろりと舐めた。
「そうじゃないって、彩花の初めてのフェラなんだからじっくり頼むよ。それにオレも彩花の味見がしたい」
翔は手を伸ばして彩花の割れ目に指を這わせた。母親似の多すぎる愛液が翔の指をぬるませ、卑猥な溝中を抵抗なく滑らせた。
「ああぁ…」
翔が与えてくれた初めての快感。自分の指先とは違う特別の刺激に彩花は余裕を失った。このことを父親で予習していた彩花は、自分を見失う前に翔に悦びを与えたいと考えていたのだ。
しかし、翔の軽い刺激で女体に火のついた彩花は、もう我慢できなかった。それでも直前まで翔に奉仕するために肉棒を咥えると、更なる快感を求めて、咥えた肉棒を軸に女体を回して翔の顔に跨がった。
翔の目の前に、彩花の割れ目がぱっくりと開かれた。ピンク色の幼い造形は、卑猥な汁が相まって昨晩見た母親以上に卑猥さを醸し出していた。
翔はその淫猥な匂いを吸い込むと、母親で予習した行為を始めた。
まずは唾液を絡ませた舌先を、左右に別れた肉襞の間に滑らせて愛液と混ぜ合わせると、円を描くようにクリトリスを刺激した。
「むううんっ…あああ」
自身で予想した通り、もう咥え続ける余裕を失った彩花は、肉棒を口から離して快感を享受することにした。
「ああっ、ああっ、ああん」
はむはむと唇でクリトリスを甘噛みする一方で、翔は空いた手をセーラー服の脇に侵入させてきた。彩花は翔がしやすいように女体を浮かせた。
翔の手が空いた隙間に入り、更にブラジャーの中へと侵入した。服の上からとは違う柔らかな生肌。更に指先を進めると、柔肌とは違うモノに行き着いた。翔は指先でその硬くなった乳首を挟んで弄んだ。
「あうううっ」
下半身への刺激と上半身の刺激に翻弄される若々しく女体。彩花の翔への奉仕は、肉棒を握り締めるだけが精一杯になった。
快感に埋め尽くされた脳裏の中で、彩花は翔にもそれを与えたいと願っていた。彩花はそれができる唯一の手段を提案することにした。
「しょ、翔くん…、して、ああん、セックスして…おまんこに淹れて…」
翔もそれを願っていた。
「いいのか?」
彩花の尻から愛液に濡れた顔を離すと同時に、驚きの余りに摘まんでいた乳首を捻った。
「あうううっ」
今の彩花の女体は、その乳首の痛みも快感に転じさせていた。彩花は摘ままれた乳首が引っ張られるのを厭わずに、自らシックスナインで重ねた翔の身体から離れた。
「くううっ」
乳首への強い刺激に彩花は眉間に皺を寄せたが、そこには恍惚の色が浮かんでいた。
乳首が解放された彩花は、セーラー服を脱ぎ、捲れ上がっていたブラジャーを外して全裸になった。辛うじて残る白いソックスが、より女体に卑猥さを際立たせる効果を発していた。
「来て…」
彩花は翔の横に仰向けに寝転ぶと、ゆっくりと足を開いた。
「お、おう」
応じた翔もシャツを脱ぐと、彩花の女体に身体を重ねた。
「はぁ…」
ため息で軽く開いた彩花の唇に翔が唇を重ねると、彩花の方から舌を絡めてきた。唾液を交換するような濃厚なキスをしながら胸を揉んだ。