朝の前哨戦-3
見られる悦びに恍惚の表情を浮かべる彩花に、翔は昨晩の淫乱な母親の表情を重ねた。
(彩花も同じだ)
翔は淫乱な母親達を前にする夫と同じように、ニヤリと笑うと、自身もトランクスを脱いだ。テント状態から解放された肉棒は、さらに上向きに反り返った。
「しょ、翔くん、凄い…」
父親の勃起状態を生で見た時も衝撃を受けたが、目の前の翔のモノはそれ以上だった。使いこなしに欠けて色は薄いが、その反り返りは亨を遥かに上回っていた。
(美味しそう…)
息を飲んだ彩花は、それに手を伸ばそうとした。
(でも…)
しかし、2人の母親に影響を受けた彩花は、それよりも自身の破廉恥な姿を見て貰いたい欲求が勝った。
「うふふ、翔くんのは大きいから彩花には見えるけど、彩花のが翔くんに見えないのは不公平だよね」
彩花は腰を下ろすと、恥ずかしげに顔を横に向けて目を閉じた。そして、自分のすべきことをするために、彩花はゆっくりと足を開いた。
足の動きに連動して、ぴったりと重なっていた淫らな唇もぱっくりと開かれた。
「見て…」
「うっ…」
まだオナニー歴の浅いソコは幼さが残り、母親のような淫猥さはなかった。しかし、その穢れの無さそうな性器が、【性】の象徴である淫らな汁にまみれていた。そのギャップが、男をより興奮させるのだ。翔は彩花の女の部分を前に息を飲んで見入った。
「あ、彩花のおまんこ、どお?」
黙っていると恥ずかしさでどうにかなりそうな彩花は、我慢できずに翔に声をかけた。彩花の言葉にはっとなった翔も、自分のすべきことをした。
「エ、エロい…、興奮するよ」
翔はそれを示すように、性急に肉棒を扱き始めた。
本当は『きれいだ』と言うつもりだったが、翔は肉棒を扱くと共に、本能的に彩花が悦びそうな言葉を選んだのだ。
(嬉しい♪あたしでオナニーしてくれてる)
まだまだ未成熟な蕾だったが、淫乱な花を持つ彩花にとって、それは最上級の誉め言葉と行為だった。
「はぁ、はぁ、はあん、はあん」
興奮した彩花も、翔の行為を見ながら自身の割れ目の中を擦り始めた。
しかし、2人はこのまま自慰行為だけでは終わらない。この後をどうするか、または相手が何を望むのかを、お互いの両親から学んでいた。
彩花が腰を上げると、翔は阿吽の呼吸で仰向けに寝転がった。先走り液でヌラヌラ光る肉棒を彩花が掴んだ。
「熱い…」
彩花はその熱さと硬さの確かな手応えにとうっとりとした。彩花の尻を寄せようと腰に手を伸ばした翔にも、割れ目の中の濡れ具合で同じ思いを与えないといけない。しかし、
(先に咥えないと…)
この後に訪れる快感でそれどころじゃなくなる。それを父親で経験済みの彩花は、翔の求めるシックスナインの体勢にならずに、目の前の肉棒を咥えた。
ちゅぱ…
口の中に広がる男の匂いに、彩花は恍惚の表情を浮かべた。
「んぐっ…んぐっ…ぢゅぼっ…」
愛する翔に快感を与えたい彩花は、握った棹を扱きつつ、性急に頭を上下させて、亀頭と棹に刺激を与え始めた。
「うっ、あ、彩花…うっ、激し過ぎ…」
これは昨晩経験した春奈のフェラチオに照らし合わすと、ラストスパートの勢いだ。興奮した童貞には堪えられない。