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[姦獣共の戯れ]
【鬼畜 官能小説】

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陽は落ちた……-2


かずさは自分のデスクに座り、書類整理を始めた。
ただの無断欠勤、後で注意すればいい……そう思ってみても、胸の中のモヤモヤした嫌な気分が消えてくれない……。


(大丈夫……よね?何もないよね…?)


かずさが高校三年生の時、女の子に悪戯をしようとした不審者を捕まえた事があった。

空手はどんどん強くなり、フルコンタクト試合でも相手を圧倒。
自分の腕に自信があったかずさは、その向こうっ気の強さに任せて不審者を一喝し、脛を蹴飛ばして一撃の元に転倒させて起き上がれなくしてやった。

警察やその子の保護者からは感謝され、しかし、空手の師範や家族には叱られた。
その叱責≠ノ、かずさは事の重大さに気付かされた。

『相手が一人とは限らない』

師範と家族からの言葉に、かずさはハッとした。
いくら文武両道を目指していたからといって、多少なりともメディアに露出していた自分が事を起こした≠フは、あまりに軽率な行動であった。

逆恨みしたあの男が仲間を連れて、再び目の前に現れない保証はない。
そうなった時、確実に勝てる保証も、やはり何処にも無かった。

考えてみれば、一対一の試合でも、相手を倒すのは至難の業であった。
これが複数であれば、更に体格に勝る男性であれば、とても敵うものではない事は冷静であればあるほど理解出来る。

だから由芽に注意したのだ。
「自分は正しい」と胸を張るのもいいが、そこには確かに《危険》が付き纏うのだと……。


{お掛けになった……}

「ッ!」


かずさは居ても立ってもいられず、嘘の所用をセンター長に伝えて営業車に乗った。
向かう先は由芽のアパートである。


『オイ、出て来たぜ』


会社の傍で見張っていた四人組は、かずさの護送車となる白い箱バンに乗って後をつけた。
佐藤と高橋の二人は監禁部屋に残り、由芽の見張りを兼ねた輪姦に勤しんでいる。


『紺色のスーツか。エロい女教師かAVの女刑事みてえじゃねえか』

『しっかりエアコン効かせろよ?汗に蒸れた激臭マンコだったら悲しくなるからなあ』


ゲラゲラと笑いながら尾行する。
四人全員の男根は既に勃起しており、臭い汁がパンツの前みごろに染みを作っていた。


『なあ、アイツらよぉ、あのブタのオマンコ使って早漏チンポを鍛えるんだとよぉ。やっぱ気にしてんのかなあ?』

『俺達がチンポでイカせまくったから悔しかったんじゃね?』

『今ごろ猿みたいに姦りまくってんだろうなあ。まあ、努力すんのはいいコトだぜ』


バカ話に花を咲かせているうちに、かずさの営業車は由芽のアパートの前に着いた。
これが夜なら狩りを始めてもいいのだろうが、さすがの真昼、しかも営業車まであるとなれば手出しは出来ない。


『チャイム鳴らしたって出て来ねえよぉ。その部屋にゃあ二度と戻らねえんだからさあ』

『あのムッチムチのケツ堪んねえ〜。スカートの中に頭突っ込んでむしゃぶりつきてえよぉ〜』

『レディーファーストでドア開けてやっから大人しくこの車に乗りな。ソッコーで会わせてやっからよぉ』


姦獣共の眼光に気づかないかずさは、寂しそうな表情のまま営業車に乗り込んだ。
会社に戻るまでピッタリとついてくる、不審な車に気づかずに……。


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