絡み取られる息子-5
「どういうこと?」
「『どういうこと』ですって?なに言ってるのよ、彩花ちゃんのことがあるからじゃないのよ」
「彩花?どうして彩花が出てくるんだよ」
「呆れた。翔は彩花ちゃんとセックスする約束したんでしょ」
「ま、まあ、そうだけど…」
「だからでしょ。翔の童貞は彩花ちゃんのために残さないと、彩花ちゃんに悪いでしょ」
「あっ、そう言うことか」
翔は納得した。しかし、それは翔の誕生日の2ヶ月も先のことだ。これから毎晩、モロの女体を前に、若い翔をには到底我慢できるモノではなかった。
「なに暗い顔してるのよ。うふふ、もしかして、彩花ちゃんとのセックスが2ヶ月先だからかな」
「どうしてそれを…」
それはさっき彩花の胸を揉んだときに聞かされた内容だった。
「お母さん、彩花ちゃんと話したって言ったよね。翔のこと好きだって聞いたときに、ついでにセックスのことも聞いてたのよ」
実際は春奈がそれを彩花に誘導させたのだが、相手が悦んでくれると確信する春奈は、男の前で股を開くように軽くウソがつけた。
(うふふ、エッチには駆け引きが必要なのよ♪)
「そ、そんなことも彩花に聞いたのか!」
しかし、翔にとってはとんでもないことだった。これから付き合おとしている女子に、母親が聞くことではなかった。ドン引きした彩花を想像して翔は目を剥いて迫った。
「だって、お母さんは淫乱なんだもぉん。人のセックス話は蜜の味ってね」
春奈は悪びれなかった。
「て言うか、翔はそんなお母さんがよかったんじゃなかったっけ?さっき言ったことはウソなら、お母さんも態度を改めるからね」
春奈は足を閉じて、手で股間を隠した。
「あっ…」
怒りで剥かれた翔の目が一瞬で萎んだ。
「話を聞いてくれるの?それとも部屋から出ようか?」
春奈が迫りながら選択肢を突き付けた。
「き、聞くよ!」
翔は無意識の内に答えていた。実際は、ビンビンに反り返った翔の肉棒が、理性的な思考をさせなかったということだ。
「嬉しい♪嬉しいからお母さんがシコシコしてあげるわ」
春奈は手を伸ばした。
「えっ?するって…、うわっ、か、母さん…、うっ、ううっ…」
「うっわ、硬いね〜♪大きさもお父さんと引けをとらないくらいだわ」
春奈は驚く翔の肉棒を優しく掴むと、前後にシコシコと扱き始めた。
「もっと気持ちよくしてあげるから、そのまま聞いてて」
初めて味わう他者から与えられる快感。
「ううっ、うん…」
玉の裏から響くゾクゾクしたものが身体を這い上がり、翔は恍惚の表情を浮かべながら頷いた。
「うふふ、凄く熱くなってる。エッチな汁でヌルヌルしてるし、これだとあと2ヶ月も我慢できないでしょうね」
鈴口の先から滲みる露を、親指を使って拭い、カリの部分に撫で広げた。
「かはっ…ううっ…」
気持ちよさと、早く次に進みたい欲が、翔に切なげな表情を浮かべさせた。春奈の方も、早くそれを口に含んで若い蜜を味わいたかったが、今は自分が課した使命することに専念した。