絡み取られる息子-3
「うわっ!な、なんだよ!ノックくらいしろよ」
慌てた翔は、シコシコと擦っていた肉棒を枕で隠したが、咄嗟のことで下着を隠し損ねてしまった。
「ああん、やっぱり翔が持っていってたのね。いつも翔が持ち出すパンツと違って、これは恥ずかしいから返してくれる」
「えっ?いつも持ち出すって、知ってたの?」
ばつの悪さもそうだが、それが知られていることに驚いた。
「それはわかるでしょ。こっそり返してるつもりでしょうけど、時々、ベタベタしたのを着けたまま返してるでしょ。選り分け洗いのときにはわかるんだからね」
まさか選り分けて洗濯してるとは知らず、自分の秘め事が以前からばれていたとは思いもしなかった。真っ赤になった翔に言い訳の言葉もでなかった。
「これは返してもらうからね」
春奈がベッドの上の下着に手を伸ばした。
「あっ…」
慌てて手を伸ばしたが、春奈の方が早かった。空を掴んだ翔が残念そうな表情を浮かべた。
「あっ、そうか、これがないとシコシコできないのか。じゃあ、替わりに…」
春奈は短いスカートを捲り上げると、翔にそこを隠すことなく穿いていた下着を脱ぎ始めた。
「はい、脱ぎたてよ。ちょっと湿ってるからこれでシコシコできるでしょ?」
脱いだ下着を摘まんで翔の前に差し出したが、翔の視線は下着ではなくて、スカートが捲れたままの股間に釘付けになっていた。
「やあねえ、せっかくの下着に見向きもしないで、翔ったらどこ見てるのよぉ」
そう言いながらも隠しもせず、妖しい笑みを浮かべる春奈を見て、翔は昨日までとは違う、新たな家族関係が進行していることを感じ取った。
「うふふ、お母さんのおまんこ見てるのね」
「お、おまん…」
母親から発せられた卑猥な言葉に翔の目は見開かれた。
「うふふ、お母さんがおまんこって言ったからビックリしたの?」
翔はカクカクと頷いた。
「何度でも言ってあげるよ。おまんこ。ね、お母さんのおまんこの割れ目ちゃんが可愛いでしょ」
春奈は割れ目の左右の柔肉を、両手の指先でプニプニと突っついた。
「毛、毛がないよ…」
ほんの数年前に一緒に風呂に入っていた頃にはあったはずだ。
「そうよ、エッチな割れ目を見て貰いたいから処理してるのよ。でも、本当はおまんこの中も見たいはずよ。翔も見たくなったんじゃない」
春奈の大胆は発言に翔の目に悦びの色が浮かんだ。
「いいの?」
「うふふ、いいけど、見るには条件があるのよ。それを飲まないと…」
春奈は股間を手で隠した。
「ど、どんな条件?見せてくれるなら、なんでも聞くよ」
もう、ばつの悪さもなかった。春奈がそれを感じさせないように誘導してくれているのもわかる。痛いくらいに勃起した翔には、『見ないこと』の選択肢はなかった。
「その前に聞かせて。もし選ぶとしたら、おまんこを見せるエッチなお母さんと、今までのような普通のお母さんと、翔はどっちがいい?」
「もちろん、見せてくれる母さんだよ!」
考えるまでもなかった。
「うふふ、翔のエッチ。でもね、そっちを選んで後悔しない?」
「どうして?」
これも考えるまでもないことだった。もう、こそこそと下着を持ち出さなくていいし、それこそ、それを肯定すればマスターベーションのオカズになってくれるのだ。後悔のしようがなかった。