絡み取られる息子-2
「ふう、ヤバいヤバい、見られてたとはなあ」
次から気をつけないと、と翔は反省した。しかし、距離を置いていた彩花から告白され、キスはおろか、胸まで揉ませて貰ったのだ。さらに、今日の春奈は無防備で、昼間は股間に食い込む下着を盗み見れたし、白いTシャツの下はノーブラで、透けた乳首は見放題だった。翔の気分はこれまでにないくらいに高揚していた。
「早くヌカないとな」
服を脱ぎながら見下ろすと、翔の分身はそれを待ち焦がれたように反り返っていた。
今日は3回はシコれそうだな。そう思った翔は、汚れ物を入れる脱衣籠の中を物色した。
「あれ?ないなぁ」
2、3日に1度は持ち出す見慣れたモノ、春奈の下着を捜したが見当たらなかった。
1度はガーゼと紐を組み合わせたモノを手にしたが、それがマイクロビキニのブラジャーだと気づかずに脱衣籠に戻した。
「おかしいな、いつもより匂いはするんだけど…」
クンクンと匂いの元を探った翔は、さっきとは違う紐状の物を見つけて摘まみ上げた。
「なんだこれ?」
すると、マスターベーションをするときに嗅ぐ、淫靡な匂いがそこから漂ってきた。
「まさか!」
翔は紐状のモノを両手に持って広げた。
「こ、これは…」
それは春奈と智美の愛液が染み込んだ紐状の下着だった。
その紐が卑猥な割れ目に食い込めば、下着の要素である隠すことは成り立たず、ただ、卑猥さを強調することのみに重き置いていた。
「じゃあ、さっきのは…」
用途不明だったガーゼと紐の組み合わせは、超マイクロビキニだと気づいた。
「くうっ…」
それを身に付けた春奈の女体を想像した翔の肉棒が、それまで以上に反り返った。奇しくも翔の想像の中の春奈は、食い込み具合がわかるようにパイパンだった。
「ううっ、これがあれば、今夜は5回はヌケるぞ」
春奈の太もも、Tシャツに浮かぶ乳首、彩花の胸の柔らかな感触、そして、この紐状の下着があれば、朝まで勃ちっぱなしの自信はあった。
「ううっ、我慢できない…」
それからの翔は、超カラスの行水だった。シャワーを当てながら、ボディソープで身体は元より髪まで洗い、泡を流す時間も惜しくて、そのまま頭の上まで湯船に潜った。
そして、5秒も立たずして、風呂から上がると、片手に春奈の下着を持ち、空いた手で身体を拭きながら階段を駈け上がった。
「あらあら、階段がビショビショじゃないの」
居間から様子を見ていた春奈が、楽しそうに笑った。
「春奈のここと同じだな」
明が春奈の下着に手を入れて、割れ目の中を擦った。
「やあん、あ・と・で♪」
春奈は下着に入る明の手を抜くと、そうっと翔の後を追って階段を登っていった。
「うっ、ううっ…」
くぐもった声が、翔の部屋の扉の向こうから聞こえてきた。
「うふふ、やってるやってる♪」
春奈は階段の下の明に合図を送ってから、おもむろにその扉を開けた。
「翔、お母さんのパンツ、持っていかなかった?」