萎れていくポニーテール-3
『……さっき言ったよね?『此処が電車の中だったら』って……』
「なッなにを…!?くはぁッ!?あぁあぁぁぁあぁッ!!」
突然の痴漢師の手招き≠ノ由芽の内腿はピリピリと痙攣を起こし、疼いていた骨盤は砂の城の如く、脆くも崩れ落ちた。
由芽の意思から離れた股間は不規則な緊張と弛緩を繰り返し、あろうことか可愛らしい割れ目は淫水を噴き出して自ら晒し者となり、視姦する者の嘲笑の的となった。
『エヘッ?エヘヘッ?由芽ちゃんは痴漢されて潮吹いちゃうんだぁ?満員電車の中でも「プシュッ!プシュッ!」って吹いちゃう女なんだねぇ〜。へへへッ…ホント可愛いなあ〜』
「ふはッ……こ…こんなッ……や、やだ…ッ!アッチ行ってよ!ひふッ…もう私に触らないでッ!!」
由芽は愕然とするしかなかった。
今まで付き合ってきた彼氏ですら見つけられなかった《淫秘の部位》を、この痴漢師は短時間の触診で探り当ててしまった。
はしたない体液を分泌した上に、一度として体験した事がない股間からの噴射をしてしまった屈辱は筆舌に尽くし難く、だが、もう知られてしまった以上、もはや秘密ではなくなっているのだ。
『こんな不自然な姿勢で責められても潮吹いちゃうなんて……じゃあボクもチャレンジしちゃおうかなッ?』
「あ、アッチ行けって言ってるでしょッ!!やめッッッ…やめろおッ!!やめッ…いやぁぁあぁあッ!!」
佐藤は淫水に濡れた陰毛を掻き分けて肉花に中指を当て、そして柔らかな蜜壺にニュルッと潜らせてじっくりと探りを入れた。
由芽の蜜壺は低い身長もあってか狭く、肉襞の一枚一枚が密集するように犇きあっていた。
「やめてッ!やめ…ッ…やめろバカぁッ!!んあッ…イヤ!やめてッ!お願いやめてえぇッ!!」
由芽が叫ぶたび、藻掻くたびに肉襞はギュッと締まってくる。
そして急所である淫部に指が辿り着くや、泣き言を並べて許しを乞うてきた。
『うんうん。由芽ちゃんの好いトコロ≠ヘここなんだあ。ここをこうされたら…こうなっちゃうんだねえ〜』
「やッやだあッ!?いやあぁぁあぁあッ!!」
由芽の悲鳴の変化に、二人の痴漢師は確信した。
やはり女は『快感に弱い生き物だ』と。
佐藤と高橋、そして桜庭(高田)のコトを「ゴミクズ」とまで罵倒した女が、淫らな汁を搾れるほどパンティをグチョグチョに濡らし、女性器への愛撫に直面しては「お願い」と哀願の台詞まで口走ったのだ。
自分達の認識は間違ってなかった。
これまで痴漢されて泣いていた女性達は、嬉しくて泣いていたのだ。
目を真っ赤にして泣き喚いている新庄由芽という女も、初めて感じる圧倒的な快感に歓喜の涙を流しているのだ。